フォークソング時代を築いた大ヒット曲「帰ってきたヨッパライ」を作詞、その後も加藤和彦とタッグを組んで数々の名曲を世に放った作詞家松山猛。「イムジン河」や「タイムマシンにお願い」等色褪せることなく今日まで歌い継がれている。その松山猛がこの時代を生きる人々へのメッセージとして描かれた新曲が詰まった「キスフォーザネイチャー」をリリース。次の世代へと自然を守ることこそ平和を守ること・・。昭和が匂うファンタジックサウンドで紛争世界への警告を告げる! (C)RS
JMD(2025/02/04)
フォークソング時代を築いた大ヒット曲「帰ってきたヨッパライ」を作詞、その後も加藤和彦とタッグを組んで数々の名曲を世に放った作詞家松山猛。「イムジン河」や「タイムマシンにお願い」等色褪せることなく今日まで歌い継がれている。その松山猛がこの時代を生きる人々へのメッセージとして描かれた新曲が詰まった「キスフォーザネイチャー」をリリース。次の世代へと自然を守ることこそ平和を守ること・・。昭和が匂うファンタジックサウンドで紛争世界への警告を告げる!
1960年代後半、日本のフォークソングブームの契機となったフォーククルセダーズの「帰ってきたヨッパライ」、「イムジン河」の作詞・訳詩家松山猛。作詞に留まらず、雑誌編集者、エッセイスト、時計収集家、TVプロデューサーなど昭和~平成の文化を作ったマルチクリエイターである。そんな松山猛が京都フォーク派の後輩であり1975年「空飛ぶ鯨」のヒットで知られるデュオ、ちゃんちゃこのきたかたよしろうとタッグを組んだのが本作である。
アルバムタイトルでもある「Kiss For the Nature」は松山猛書き下ろしの詩で、この清々しい自然は未来を生きる子供達からの預かり物というメッセージソング。ウクライナ戦争に触発されて書き下ろした「明日はあるか」、松山らしいおしゃれで小粋な作品「月の一輪車に乗って」では作曲も担当。加藤和彦の名曲「不思議な日」のカバーや竹下夢二の艶っぽい詩に松山が曲を付けた「夢二の詩」など、世界で拡大する紛争の廃止と自然破壊の廃止の祈りが礎にありつつも趣向に富んだカラフルな作品となった。
喜寿を越えても前進を続けるマルチクリエイターの今を知ることのできる佳作。
発売・販売元 提供資料(2025/02/03)