英国ロックの至宝マグナムの通算24作目にして最後のスタジオアルバムとなった作品がDVD付きで本邦リリース!
英国では2024年1月12日に発売されたMAGNUM通算24作目のアルバム『Hear comes The Rain』のリリース直前、1月7日に息を引き取ったトニー・クラーキン(g)。彼はボブ・カトレイ(vo)と共にデビューからバンドを支え、バンドの全ての楽曲を生み出した正しくMAGNUMそのものだった。2023年12月にトニーが脊椎疾患を公表し、バンドは予定されていたツアーをキャンセルし、治療に専念していた中での突然の訃報であった。2022年の『The MonsterRoars』から1年強でリリースされた本作はラスト・アルバムになってしまったのが信じられない程に、往年のMAGNUMらしい哀愁と緩急の利いた楽曲が収められた傑作である。ボブ・カトレイの伝説的ヴォーカル・パフォーマンスは過去のアルバム群と比べても全く引けを取らない素晴らしさ。そしてトニーの楽曲も常に進化していたいという彼の強い思いが反映され、奥深さを感じさせる珠玉の出来だ。トニーとボブ以外のメンバーは2016年からマーク・スタンウェイに替わってバンドに参加し、大きな存在感を示すリック・ベントン(key)、そして2017年からバンドに参加のリー・モリス(dr)、そして2019年にバンド・メンバーとなった、あのデニス・ワード(b)と充実のラインナップである。トニーの死後、一旦、ボブとバンドは解散をアナウンスしたが、それを撤回し、2025年にトニーを追悼する英国ツアーを発表した。THE SHOW MUST GO ONとしてマグナムの伝説は今後も続くのであろうか?ボブは今後の事は分からないと答えている。
ライナー/ 歌詞・対訳付き 解説:山崎智之
発売・販売元 提供資料(2025/01/30)