『キス・キス…バン・バン』は、1966年にDuccio Tessari,(ドゥッチョ・テッサリ)が監督を務めたスパイ映画で、Giuliano Gemma(ジュリアーノ・ジェンマ) 、Daniele Vargas(ダニエレ・ヴァルガス)、George Martin(ジョージ・マーティン)らが出演しています。同年には、Nancy Cuomo(ナンシー・クオモ)が歌い、Alessandro Alessandroni(アレッサンドロ・アレッサンドローニ)率いるCantori Moderniが伴奏を務めた「Love Love Bang Bang」と、「Kiss-me-Warren-please」の2曲を収録した45回転シングルのみが発売されました。
本作は、サウンドトラックとしては初めてのLP(アナログレコード)化となるリリースで、オリジナルのセッション用モノラル・マスターから16曲を収録し、全体の収録時間は約38分です。
Bruno Nicoai(ブルーノ・ニコライ)によるこのサウンドトラックは、2つのメインテーマがさまざまなバージョンを基に構成されています。
オープニングの楽曲の「Love Love Bang Bang」(A1)は、以下のような異なるアレンジに仕上がっています。
サックスとピアノによるドリーミーなバージョン(A4)、バロック風のクラシカルな(A5)、マーチ風(B1)、弦楽とチェレスタによる優しい子守唄(B4)、ジェームズ・ボンド風のイントロバージョン(B8)。
一方、主人公の恋がテーマソングである「Kiss-me-Warren-please」は、ソロ・サックスによるジャズ風アレンジ(A2)、トランペット・バージョン(A6)、クラリネット・バージョン(B2)として収録。
またブルーノ・ニコライはオルガンとリズミカルな効果音を用いて、スパイ映画ならではの緊迫感あふれる雰囲気の(A3、A7、B6)を作り上げており、ナイトクラブのシーンにもぴったりの楽曲(A8、B5、B7)も収録されています。
本作は初のLP化となるリリースで、Record Store Day 2025限定、クリアイエロー・ヴァイナル仕様、30×30cmのインサート付き。Claudio Fuianoによるライナーノーツと音源のリマスタリングもされています。
発売・販売元 提供資料(2025/08/21)