| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2025年02月17日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 清水書院 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784389226091 |
| ページ数 | 368 |
| 判型 | A5 |
構成数 : 1枚
もくじ
序
歴史教育との「対話」
―歴史総合・日本史探究・世界史探究への「シン」入門(皆川 雅樹)
I 学校現場での対話
総論
●「資質・能力時代」のシン科目―世界史探究(梨子田 喬)
●歴史総合をつむぐ日本史探究
―新しい歴史教育への「越境」を目指して(金子 勇太)
各論
●中学社会から歴史総合へ
―中学校までの学びをどう捉えて
歴史総合へつなぐのか(苧野 瑞生)
●最後の歴史学習としての歴史総合
―生涯学習と大人への移行の視点から(海上 尚美)
Column
●新課程入試における歴史総合と世界史探究の
架橋の意味を考える
―地方公立高校の現場に立つ者として(渡邊 優輔)
●歴史新科目と学校改革(池田 靖章)
●「教師の学びの姿」にまなざしを向ける
―研修の在り方についての一考察(佐藤 悠人)
●大学教職課程における
高校歴史新科目対応の課題(日髙 智彦)
II 授業実践との対話
―歴史総合から世界史探究・日本史探究へ
授業実践〈世界史探究〉
大項目A日常の食からみる世界の歴史
―カカオから考える過去と現在(多々良 穣)
大項目A、B「世界史へのまなざし」としての人類史
―「進化」への言説を教室で
検討するこころみ(矢景 裕子)
大項目B歴史総合を学んだ生徒は、世界史探究において
いかなる探究活動を行うのか(野々山 新)
大項目C世界史探究で求めたい読解力
―アステカ王国征服を巡る二つの史料を
歴史学的に比較すると(荒井 雅子)
大項目DP×Q=R 世界史探究×歴史総合=大項目E(4)
―歴史総合から大項目E(4)「探究する活動」へとつなげる
大項目Dの実践(梨子田 喬)
大項目E国境をこえたプロジェクト型学習
―インドネシアと日本の高校生が
遺跡のパンフレットを作成(吉川 牧人)
授業実践〈日本史探究〉
大項目A古代の国際秩序を考える日本史探究の授業
―華夷秩序と律令国家の形成(小坂 至道)
大項目B「中世の日本と世界」の授業実践
―蒙古襲来を題材として「日本」を考える(大庭 大輝)
大項目B、C水は誰のものか
―歴史総合から日本史探究へ(堀越 直樹)
大項目C日本史を探究するということ
―単元をつらぬく問いを自らたて、
探究していく授業実践(金谷 蕗)
大項目D日露戦争における日本の勝利は、アジア地域に
どのような影響を及ぼしたか?(加藤 潤)
大項目D歴史総合の学びを活かした日本史探究の授業
―OSTを用いた対話型ワークショップの
実践(松本 祐也)
Column
●高大連携歴史教育研究会の
教材共有サイト2.0の紹介(川島 啓一)
●韓国の歴史教育と「探究」
―現行教科書、大学修学能力試験、
そして新科目(平川 敬介)
Focus
●高専社会科公民分野から「探究につなぐ」
視点を考える(山下 大喜)
●地理探究と世界史探究・日本史探究(髙橋 英路)
●古典探究と世界史探究・日本史探究
―古典文学から生まれる〈歴史〉の力(伊藤 禎子)
●理数探究と世界史探究・日本史探究
―私の探究物語(法貴 孝哲)
...
本書は、2022年度より始まった新科目〈歴史総合〉と2023年度より始まった新科目〈世界史探究〉〈日本史探究〉について、高等学校の教員、歴史学研究者、教育学研究者など、様々な立場の方々の現段階での考えを整理するものである。その際、〈世界史探究〉〈日本史探究〉を単独科目としてそれぞれみるのではなく、必修である〈歴史総合〉で学んだ歴史の見方や考え方とのつながり(つなげ方)にも注目してみたい。
新科目が始動して以降、歴史教育とどのような「対話」を試みているのか。これを読者のみなさまと共有することで、これからの「シン」(新・真・深・伸・震・進など)の歴史教育のあり方を考えていく。

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