ニューヨークのアヴァンギャルド・ブラックメタル・覆面トリオ=IMPERIAL TRIUMPHANT(インペリアル・トライアンファント)
鬼神Dave LombardoとTomas Haakeをゲストに迎えた決定的作品『Goldstar』
ファースト・アルバム『Abominamentvm』(2012年)からコンスタントに作品をリリースしながら、実験的で自由な音楽スタイルを探求するニューヨークのアヴァンギャルド・ブラックメタル・覆面トリオ=インペリアル・トライアンファント。彼らはジャズやプログレッシヴロックの要素を取り入れた『Alphaville』(2020年)、『Spirit of Ecstasy』(2022年)を発表するなど唯一無二のエクストリーム・ミュージックを展開してきている。2023年は突如カヴァー・ソングを量産、RADIOHEADの「Paranoid Android」、トランペッターDizzy Gillespieのジャズ・スタンダード「A Night In Tunisia」、他にもRUSHの「Jacob's Ladder」、METALLICAの「Motorbreath」に至るまで様々なカヴァーを発表しファンを驚愕させた。そんな行動が計り知れない神出鬼没的覆面トリオインペリアル・トライアンファントにとって2025年3月に発表される6作目『Goldstar』も決定的な作品となるだろう。
アルバムのオープニングを飾る(1)「Eye of Mars」から(4)「Hotel Sphinx」、そしてデスメタルを掻き鳴らす(7)「Rot Moderne」に至るまで、強靭で揺るぎないインペリアル・トライアンファントのサウンドは、BEHEMOTH、CARCASS、ZEAL & ARDORといった強豪たちと数ヶ月に及ぶツアーで鍛え上げられたものである。(3)「Lexington Delirium」は、バンドの拠点である大都会ニューヨークのマンハッタンにそびえる荘厳な超高層ビル、クライスラー・ビルディングの最上階でMVが撮影されており観応え抜群だ。他にも47秒間にわたって凄まじい激音が炸裂する(5)「NEWYORKCITY」に招かれているのはニューヨークで活動するバンドBLOODY PANDAの日本人シンガーYoshiko Oharaだ。さらに、今作の注目ポイントは、以前の作品にも参加しているMESHUGGAHのドラマーTomas Haakeと、元SLAYERの伝説的ドラマーDave Lombardoをゲストに迎えていることだろう。(8)「Pleasuredome」の後半に炸裂する爆発的なエネルギーは今作のハイライトであり、必聴といえるだろう。バンドの創設者のZachary Ezrinは語る、「欲望はいいものだ。全て飲んで全部吸え。死に至るまで "Goldstar "を聴け!」。さらなる高みに到達したインペリアル・トライアンファントは、時代もジャンルも超越した傑作を生み出した。
<Imperial Triumphant>
Zachary Ezrin - Vocals, Guitar
Steve Blanco - Bass
Kenny Grohowski - Drums
発売・販売元 提供資料(2025/02/07)