10年ぶりの新作『Meridian』は、作曲家・マルチプレイヤーの北園みなみが、AOR、シティポップ、ソウル、ジャズ、フュージョンといったジャンルの影響のもとに、フルスコアを用いて作曲した9曲入りのアルバムです。本作ではリモート録音を積極的に取り入れ、ホーンセクションやストリングセクションはドイツやウクライナでレコーディングされました。大編成の楽曲をマンションの一室で完成させた、次世代型の宅録アルバムと言えるでしょう。また、スコア型の作曲とサウンドデザインの対応を追究した本作は、主催する<Phyllite Records>のレーベルサウンド確立に向けた重要な作品となりました。北園は総合プロデュースを手がけ、自身の歌や演奏についてはセルフレコーディングを行い、楽曲のミキシングに至るまですべてを担当しました。細部までこだわり抜いたサウンドは微調整を重ね、完成までには長い歳月が費やされました。 (C)RS
JMD(2025/01/24)
10年ぶりの新作『Meridian』は、作曲家・マルチプレイヤーの北園みなみが、AOR、シティポップ、ソウル、ジャズ、フュージョンといったジャンルの影響のもとに、フルスコアを用いて作曲した9曲入りのアルバムです。
本作ではリモート録音を積極的に取り入れ、ホーンセクションやストリングセクションはドイツやウクライナでレコーディングされました。大編成の楽曲をマンションの一室で完成させた、次世代型の宅録アルバムと言えるでしょう。また、スコア型の作曲とサウンドデザインの対応を追究した本作は、主催するPhyllite Recordsのレーベルサウンド確立に向けた重要な作品となりました。
北園は総合プロデュースを手がけ、自身の歌や演奏についてはセルフレコーディングを行い、楽曲のミキシングに至るまですべてを担当しました。細部までこだわり抜いたサウンドは微調整を重ね、完成までには長い歳月が費やされました。
CDのパッケージデザインは北園が監修し、カバーアートにはマグリットの『ヘーゲルの休日』が起用されています。
発売・販売元 提供資料(2025/01/22)
デビュー当初より音数の多さが特徴のひとつであった彼だが、10年ぶりの新作はフルスコア(すべてのパートが記された楽譜)を用いて作曲。レコーディングは遠隔で行い、ドイツやウクライナで録音されたホーンやストリングスも含む大所帯の楽曲をマンションの一室で編み上げたという、何とも贅沢な宅録作品となった。ソウル/ファンクにAOR、ジャズ、フュージョンがクロスオーヴァーする作風は継承しつつ、ふくよかな音色を端正に配置したオーケストラ級の構築美は確実に一段上。そんなハイクラスのポップソングながら親しみやすさも感じるのは、本人の朴訥とした歌唱が理由かも。いや~、最高です!
bounce (C)土田真弓
タワーレコード(vol.496(2025年3月25日発行号)掲載)