Quartet Recordsは、GDMとUniversal Music Publishing Italiaとのコラボレーションにより、フランコ・ネロとマーティン・バルサム主演、ダミアーノ・ダミアーニ監督のスリラー映画『警視の告白』(Confessione di un commissario di polizia al procuratore della repubblica)のためのリズ・オルトラーニの傑作スコアのリマスター&増補版をリリース。
これは、マフィアを描いた最初の映画のひとつで、「the polyp's feelers」があらゆるものやあらゆる人に届くため、戦いが絶望的になるという内容です。警察の警部と副検事は、街の建設業界の大物が伝説の犯罪組織の一員であることを証明しようとします。
リズ・オルトラーニの革新的なスコアは、理想化された伝統的なマフィア(1年後にニーノ・ロータが『ゴッドファーザー』で描くことになる)を描くのではなく、過疎化したパレルモの喧騒の延長線上にある、高速で現代的なリズムに基づいている。ポップ、ジャズ、ファンクの間で、音楽はアグレッシブでリアルな大都市のショーケースとなる。オルトラーニは、繰り返されるエコーのように物語を強調する、遍在するメインテーマを使用している。しかし、メロディーのバリエーション、短い音符、転調が次々と続き、ますます希薄な雰囲気を醸し出している。エレキギターは歪み、弦楽器は奇妙な調律で、管楽器とキーボードは不安を掻き立てる。
オルトラーニのスコアはRCAからLPでリリースされ、数年前にFour Flies Recordsからレコードで再発された。1990年代には、同じLPプログラムとNELLA STRETTA MORSA DEL RAGNOを組み合わせてデジタル市場に登場し、その後、GDM CD Clubから拡大版がリリースされた。
オリジナルのステレオ・マスター・テープに戻り、Claudio Fuianoが監修、Chris Maloneがマスタリングしたこの新版は、オルトラーニが1971年にこの映画のために録音したすべての音符を収録しており、この古典的なイタリアン・スコアの最も包括的なエディションとなっている。ブックレットには、Miguel Angel Ordonezによる映画、音楽、作曲家についてのエッセイを収録。
発売・販売元 提供資料(2025/01/21)
ダークな世界と、オルトラーニならではの
美しさが融合する名作!!
『警視の告白』(1971)
サウンドトラック拡張盤
音楽 リズ・オルトラーニ
監督 ダミアーノ・ダミアーニ
主演 フランコ・ネロ、マーティン・バルサム
エロティックものでそれまで多く知られていた
ダミアーノ・ダミアーニ監督の入魂の骨太ドラマ。
マフィアと警察の関係に立ち向かう警察署長
と若き刑事だが。言いようのない暗鬱さを込めながらも
ひたすらに美しいメロディとともにあるオルトラーニ
の名曲中の名曲であるメインテーマ。テーマの
バリエーションを基調としつつ、心地よいソフト・
フュージョン、エレキやシンセの味付けも現代ロック
的なテイストで面白く、ジャズ・ロックやクロスオーバー・
サウンドのファンにも興味深く聴いていただけるでしょう。
チプリアーニのグルーヴものが好きな方にもお薦め。
今盤はRCA盤に追加10曲、前盤のほぼ倍の収録分数
となる60分越えの収録。
(C)馬場敏裕
タワーレコード(2009/10/22)
リズ・オルトラーニの代表作のひとつ。
硬派ながら、この美しさ!!!!
『警視の告白』(1971)
サウンドトラック
音楽 リズ・オルトラーニ
監督 ダミアーノ・ダミアーニ
主演 マーティン・バルサム、フランコ・ネロ
マフィアと警察の関係を知った警視と検事補
の運命。硬派ダミアーニ監督の傑作に書いた
オルトラーニの音楽は、テーマが骨太ながら
ものすごい美しさ、そして3曲目、7曲目のチプリアーニ
を思わせるジャズ・ラウンジ、これはオルトラーニ、
70年代サントラ・ファンは必携の名作。
後半は、70年の日本未公開ホラー「NELLA
STRETTA MORSA DEL RAGNO」を収録。
(C)馬場敏裕
タワーレコード(2004/09/03)