ナッシュビル出身のシンガーソングライター/ギタリスト、サニー・ウォーの新作が完成。アコースティック・ギターからエレクトリック・ギターへと移行し、より充実したバンド・サウンドを目指した5枚目のアルバム『アルマゲドンン・イン・ア・サマー・ドレス』、リリース。 (C)RS
JMD(2025/01/17)
ナッシュビル出身のシンガーソングライター/ギタリスト、サニー・ウォーの新作が完成。アコースティック・ギターからエレクトリック・ギターへと移行し、より充実したバンド・サウンドを目指した5枚目のアルバム『アルマゲドンン・イン・ア・サマー・ドレス』、リリース。
Sydney Wardとしても知られるSunny Warは、テネシー州チャタヌーガにある築100年の亡き父の家に住んでいたとき、最新アルバム『Armageddon In A Summer Dress』のインスピレーションを得た。彼女は当初、この家に幽霊が出ると思っていた。不気味な音と幻視が、彼女に「Ghosts」という曲を書かせた。しかしその後、幻覚はガス漏れが原因であることがわかり、その体験に対する理解は変わったが、芸術的な焦点は変わらなかった。『Armageddon In A Summer Dress』は、記憶、喪失、過去の自分の亡霊というテーマを探求する作品だ。2022年のアルバム『Anarchist Gospel』の成功後、SunnyはBonnie RaittやMitskiといったアーティストとのツアーに多くの時間を費やした。過去のアルコールとの闘いに逆戻りしないよう、彼女はエネルギーを音楽に注ぎ込み、複雑なデモを作って、サウンドの実験をした。この過程では、アコースティック・ギターからエレクトリック・ギターへと移行し。より充実したバンド・サウンドを目指すこととなった。
発売・販売元 提供資料(2025/01/15)
気付けば10年選手になっていた彼女の新作は、エレキのフィーチャー度が過去イチのレヴェルで、バンド・サウンド志向も相まって驚くほど開放感溢れる作品集に仕上がっている。オルガンの音色がポップに弾む"Bad Times"やXのジョン・ドウを迎えたロック調の"Gone Again"など作曲面での雑食傾向も著しく、それらが歌の説得力向上に繋がっているのが良い。
bounce (C)桑原シロー
タワーレコード(vol.496(2025年3月25日発行号)掲載)