Aランクパーティを離脱した俺は、元教え子たちと迷宮深部を目指す。 3＜特装限定版＞

「抜けさせてもらう!」――
赤魔道士のユークはそう啖呵を切って、5年間在籍したAランクのパーティ「サンダーパイク」を離脱した。彼は、他のメンバーから過小評価、否、バカにされていたことに耐えきれず、ついにその地位を捨てたのだ。
パーティを探していたユークはマリナ、シルク、レインという元教え子3人と再会し、彼女たちのパーティに加入した。「先生」と慕ってくれる彼女たちに励まされ、ユークはその規格外の魔法力とスキルを存分に発揮し、マリナたちの能力を見事に引き出すことで次々にクエストを達成。そして、配信用魔法道具(アーティファクト)「キャメラット君」による"冒険配信"を通じて、パーティ「クローバー」は世間に名を馳せていく。
そんな「クローバー」の夢は最難関迷宮【無色の闇】の踏破。それを叶えるため、様々な迷宮(ダンジョン)に挑戦するが、徐々に世界を揺るがす混沌へと巻き込まれていく――

■第18話「勅命依頼(キングスオーダー)」
冒険者の最高名誉である迷宮伯の称号を与えられたユーク。彼のパーティである「クローバー」に、ウェルメリアの国王であるビンセント五世から勅命依頼が発せられる!
■第19話「ウェルメリアの迷宮伯」
サルムタリアに到着し、第二王子マストマと合流した「クローバー」。専用の都市がひとつ用意されるなど厚遇を受けるユークたちは、「死の谷」の調査に乗り出す!
■第20話「裏返る世界」
スタンピードを止めるため、「クローバー」はサルムタリアにある王廟の攻略に挑む。だが、「死の谷」の石窟で作業する彼らは、未知の異変を目の当たりにする!
■第21話「反転迷宮(テネブレ)」
世界を覆い始めた半球状の黒い壁は、反転迷宮(テネブレ)と呼ばれる危険な現象であった。ユークは「無色の闇」のアビスゲートを閉じるため、テネブレに踏み込む!
■第22話「思わぬ再会」
テネブレが拡大する中で、ユークは憧れの存在であった叔父のサーガと再会する。2人は共闘することを決意し、「無色の闇」にあるアビスゲートの封印に向けて動き出す!
■第23話「闇の果て」
「クローバー」はフィニスの冒険者ギルドにある地下大空洞から、「無色の闇」内に突入する。ユークはその最下層にあるアビスゲートへの到達を目指し仲間たちと出発する。
■第24話(最終話)「夢の、その先」
「無色の闇」の最下層で「クローバー」が出会ったもの――それは、世界の理を揺るがす全ての元凶、「淘汰」であった。「クローバー」対「淘汰」、その結末は如何に!