Aランクパーティを離脱した俺は、元教え子たちと迷宮深部を目指す。 2＜特装限定版＞

「抜けさせてもらう!」――
赤魔道士のユークはそう啖呵を切って、5年間在籍したAランクのパーティ「サンダーパイク」を離脱した。彼は、他のメンバーから過小評価、否、バカにされていたことに耐えきれず、ついにその地位を捨てたのだ。
パーティを探していたユークはマリナ、シルク、レインという元教え子3人と再会し、彼女たちのパーティに加入した。「先生」と慕ってくれる彼女たちに励まされ、ユークはその規格外の魔法力とスキルを存分に発揮し、マリナたちの能力を見事に引き出すことで次々にクエストを達成。そして、配信用魔法道具(アーティファクト)「キャメラット君」による"冒険配信"を通じて、パーティ「クローバー」は世間に名を馳せていく。
そんな「クローバー」の夢は最難関迷宮【無色の闇】の踏破。それを叶えるため、様々な迷宮(ダンジョン)に挑戦するが、徐々に世界を揺るがす混沌へと巻き込まれていく――

■第10話「クローバー再始動!」
活動再開が許された「クローバー」は、国選依頼(ミッション)を引き受け、交易都市ドゥナへ向かう。彼らはドゥナ近郊で発見された、新たなダンジョンの調査に臨む!
■第11話「黄昏に歪む王都」
「クローバー」が挑むクエストは、他のパーティ2組と争うレース形式。それでもユークは"慎重に楽しむ"スタンスだったが、正体不明の敵やダンジョンが現れて――。
■第12話「黄金の巫女」
ダンジョン内に現れた王都「グラッド・シィ=イム」。その広場でモンスターと対峙したマリナは、彼らが放つ異様な気配を感じ取る。さらに王都を照らす光にも不穏な力が!?
■第13話「本の精霊ビブリオン」
学術院院長ベディボアから、勇者として世界を救う使命を与えられたユーク。「グラッド・シィ=イム」の封印を目標とした、4組のパーティによる合同ミッションに乗り出す!
■第14話「一つの黄金」
グラッド・シィ=イムは、別世界から転移した都市であることが判明する。世界の消滅を阻止するべく、「クローバー」は転移の元凶とされる「一つの黄金」の破壊に向かう!
■第15話「時を超えて」
サイモンの思念が形となった「一つの黄金」を破壊し、グラッド・シィ=イムを消滅させたユーク。その後、なんとか拠点に帰還するが、レインが姿を消したことを知る――。
■第16話「黄昏からの帰還、そして…」
サイモンの思念が形となった「一つの黄金」を破壊し、グラッド・シィ=イムを消滅させたユーク。その後、なんとか拠点に帰還するが、レインが姿を消したことを知る――。
■第17話「七つ葉のクローバー」
ドゥナでのクエストを終えた「クローバー」一行。彼らはグラッド・シィ=イムから救い出したニーベルンを新たな仲間とし、本来の活動拠点であるフィニスへの帰還を果たす!