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義肢装具学テキスト[Web動画付](改訂第4版)

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フォーマット 書籍
発売日 2025年04月04日
国内/輸入 国内
出版社南江堂
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784524203888
ページ数 496
判型 B5

構成数 : 1枚

第I部 装具編
装具総論
装具総論
A 装具とは
B 装具の目的
1 診療別の目的
2 理学療法における目的
3 対象部位別の目的
C 装具の役割
D 装具の歴史
1 世界での歴史
2 わが国での歴史
E 装具の適応疾患
F 装具の分類
G 装具の課題と展望
1 名称にかかわる課題
2 制度にかかわる課題
3 作製にかかわる課題
4 導入にかかわる課題
5 作製チームに関する課題

下肢装具

短下肢装具
A 短下肢装具とは
B 短下肢装具の種類と特徴
1 両側支柱付短下肢装具
2 片側支柱付短下肢装具
3 らせん状支柱付短下肢装具
4 両側ばね支柱付短下肢装具
5 後方板ばね支柱付短下肢装具
6 プラスチック製インサート付短下肢装具
7 プラスチック短下肢装具
8 PTB型免荷用装具(短下肢装具)
9 短下肢装具の材料
C 歩行における短下肢装具の働きと適応
1 短下肢装具の機能分類
2 歩行における適応

長下肢装具
A 長下肢装具とは
B 長下肢装具の種類と特徴
1 両側金属支柱付長下肢装具
2 ハイブリッドタイプ長下肢装具
3 スコット・クレイグ長下肢装具
4 機能的長下肢装具(UCLA式)
5 坐骨支持型長下肢装具(免荷装具)
6 骨盤帯長下肢装具
C 歩行における長下肢装具の働きと適応
1 長下肢装具の機能分類
2 適 応

靴型装具
A 靴型装具の定義
1 足部と靴の関係
B 足部にみる主な変形と病態
C 靴の基本
1 靴 型
2 靴の基本構造
3 靴の高さ
4 靴の開き
D 靴の補正・整形外科靴(靴型装具)
1 靴外部からの補正の場合
2 靴内部からの補正の場合

下肢装具のチェックアウト
A 下肢装具のチェックアウトの流れと項目
1 下肢装具のチェックアウトの流れ
2 チェックアウト項目
B 長下肢装具のチェックアウト
1 金属支柱付長下肢装具のチェックアウト
C 短下肢装具のチェックアウト
1 金属支柱付短下肢装具のチェックアウト
2 プラスチック短下肢装具のチェックアウト
3 免荷式下肢装具のチェックアウト
D 靴型装具のチェックアウト

上肢装具

上肢装具
A 上肢装具の目的
B 目的別にみた,上肢装具の適応となる代表的疾患
1 変形の予防
2 変形の矯正
3 組織の保護
4 機能の代償または補助
C 上肢装具の特徴,構成要素,適応について
1 主として指関節に関与する装具
2 主として手関節に関与する装具
3 肘関節に関与する装具
4 肩関節に関与する装具
5 上肢に関与する装具

上肢装具のチェックアウト
A チェックアウトの流れと項目
1 チェックアウトの流れ
2 チェックアウトの項目
B 上肢装具のチェックアウト
1 主として指関節に関与する装具
2 主として手関節に関与する装具
3 肘装具に関与する装具
4 肩関節に関与する装具
5 その他の装具

頸部体幹装具
頸部体幹装具
A 使用目的と目的達成に必要な基本事項
1 使用目的
2 目的達成に必要な基本事項
B 分 類
1 構成材料による分類
2 装着部位による分類
3 使用目的による分類
C 基本的構成要素とその構造
1 構成要素
2 ...

  1. 1.[書籍]

学生が義肢学・装具学に興味をもち,理解を深めていけることを目標に編纂された教科書.今改訂では,学問領域の進展に伴う情報更新とともに,新たに「義肢・装具の製作工程」と「補装具」の章を追加.さらに,国家試験や臨床現場で重要となる,大腿義足使用時の異常歩行や立位歩行練習,製作所における義肢・装具の製作工程等の動画を収載.キャプション解説付きのわかりやすい動画を活用することでより効率的な学習が可能.

【改訂第4版の序】
リハビリテーション医療における義肢装具の役割は大変重要であり,義肢装具の果たす役割は本来のリハビリテーション医療の概念そのものである.しかしながら,理学療法士国家試験模擬テストの分析によると,義肢装具分野は理系の学問が基礎となるため,正解率が低く学生が苦手な分野であると分析されている.

義肢装具は関節の固定や矯正・保護,失われた機能の代償として用いられる.障害を持つ方が義肢装具を用いることで,日常生活に大きな効果を発揮することができる.たとえば,短下肢装具の足関節底屈制動を変化させるだけで歩行周期における膝関節や体幹に大きな影響が出る.下肢切断者の歩行では,切断者の能力と使用する膝継手の特性により歩行能力が大きく変化する.このように義肢装具分野ではアライメント,部品の特性,患者様の能力との関係性を調整することにより身体に大きな効果を発揮できる.義肢装具の理論と効果は,最も科学的に分析でき理解しやすい分野である.
近年の義肢装具分野は人間工学や材料工学の発展に伴い著しく進歩している.医療現場でのインフォームド・コンセントは医療を行う側,受ける側双方に浸透している.一方,患者様のニーズは多様化し,本人のニーズに関連する科学や医療の情報は,メディアやインターネットを通じ簡単に入手できる時代である.このような現状のなか,医療従事者は患者様が知りたい情報をわかりやすく提供し,本人にとって最良のリハビリテーションサービスを選択していただくため,より一層の幅広く深い知識と確かな技術の習得が必要不可欠となっている.

前述したように義肢装具の分野は物理(力学)や工学が基礎となり理系の学問が苦手な方に敬遠されがちである.しかし,その内容は基礎的な物理を復習すれば暗記することなく"理解"できる学問である.このテキストは義肢装具の入門編としてよりわかりやすく,言葉の解説やコメント,図表,新たに動画による知識の整理を多く加えポイントを押さえたものとなっている.症例紹介や義肢装具の処方例・製作方法も掲載され実際の医療現場に対応できるものとなっている.

本書がリハビリテーション医療を目指す皆様の義肢装具に関する理解を高め,臨床実習や国家試験対策,卒後の知識整理に役立つことを望む.

令和7年1月
編者を代表して 磯崎弘司

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