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「ののしり」の助動詞でなにが表現されるのか 関西方言話者の表現の特質を求めて

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構成数 : 1

まえがき

序章 なぜ「ののしり」の助動詞なのか
1. 「ののしり」の助動詞について
1.1 なぜ「ののしり」を研究対象とするのか
1.1.1 表現行為と「ののしり」
1.1.2 ののしりはどのような形で表現されるか
1.2 ののしりの助動詞の謎
1.2.1 ヤガルの検討:「ののしり」の意味を探る
1.2.2 ハル:敬語なのに、「ののしり」の助動詞に似た部分あり
1.2.3 コマス:ちょっと変わった、「ののしり」の助動詞
1.2.4 まとめ:「ののしり」の助動詞のはたらき
1.2.5 「ののしり」の助動詞にまつわる謎
1.3 「ののしり」の助動詞に関する先行研究
1.4 謎解きの前に

I 近世の京阪方言におけるののしりの助動詞
第1章 洒落本『異本郭中奇譚』 江戸板から上方板への書き換え
1. はじめに
2. 歴史コーパスの検索
2.1 調査方法と対象
2.2 調査結果
3. 「異本郭中奇譚」について
3.1 「郭中奇譚」と「異本郭中奇譚」の構成と内容
3.2 「異本郭中奇譚」に関する先行研究と本章における仮説
4. 「異本郭中奇譚」と「郭中奇譚」の罵り助動詞の比較
4.1 江戸板の罵り助動詞の出現箇所は、大坂板ではどうなっているか
4.2 大坂板の罵り助動詞の出現箇所は、江戸板ではどうなっているか
5. 考察
6. おわりに

第2章 洒落本『月花余情』 上方板から江戸板への書き換え
1. はじめに
1.1 「月花余情」組について
1.2 「月花余情」組と「郭中奇譚」組に関する先行研究
2. 目的と方法
2.1 目的
2.2 方法
3. 結果と考察
3.1 「月花余情」組と「郭中奇譚」組における罵りの助動詞の出現
3.2 「月花余情」組における罵りの助動詞の出現文脈
3.3 「月花余情」組における、上方板から江戸板への改作のありようについて

第3章 滑稽本『諺 臍の宿替』および
『穴さがし心の内そと』にみる「ののしり」
1. はじめに
2. 対象と方法
2.1 調査項目
2.2 資料
2.3 方法
3. 結果と考察
3.1 出現状況
3.2 クサル、ヤガル、テケツカルの用例
3.2.1 クサル(24件)
3.2.2 ヤガル(17件)
3.2.3 テケツカル(15件)
3.3 クサル、ヤガル、テケツカルについての検討
4. まとめ

第4章 近世まとめ 我々はどこまで来たか(その1)
1. 「月花余情」組のデータ観察
「江戸向き」にカットされた部分には何が書かれていたか
2. 「郭中奇譚」組のデータ観察
3. まとめ

II 近代・現代の京阪方言におけるののしりの助動詞
第5章 明治・大正期の大阪落語資料にみる「ののしり」
1. はじめに
2. 調査の概要
2.1 調査項目
2.2 資料
2.3 方法
3. 結果
3.1 罵りの助動詞が出現した落語作品の数
3.2 罵りの助動詞を使った噺家
3.3 罵りの助動詞の出現した活用形
3.4 その他の罵り的表現との関連
3.5 罵りの助動詞の話者と待遇の対象
4. 考察
5. まとめ
6. おわりに

第6章 20世紀前半(明治・大正・昭和)の上方落語にみる「ののしり」
1. はじめに
2. 資料
3. 方法
4. 結果
5. 考察
5.1 1900 年代から1930 年代の口演全体について
5.2 待遇の助動詞の出現頻度について
5.3 ヤガルとクサルについて
5.4 サラスとコマスについて
5.5 テとナスについて
6. 待遇の助動詞の出現頻度に関するまとめ(モデル化)
7. おわりに

第7章 20世紀前半の小説資料
織田作之助『わが町』にみる「ののしり」
1. はじめに
2. 対象と方法
2.1 調査項目
2.2 資料
2.3 方法
3. 結果と考察
3.1 出現数
3.2 用例の検討
3.2.1 ヨル(17件)
3.2.2 ヤガル(8件)
3.2.3 クサル(5件)
3.2.4 テケツカル(2件)
3.2.5 テコマス(2件)
3.2.6 サラス(1件)
4. 落語資料との比較
4.1 ヨルの比較
4.2 ヤガルの比較
4.3 クサルの比較
4.4 サラスの比較
4.5 テケツカルの比較
4.6 テコマスの比較
5. まとめ
6. おわりに

第8章 20世紀後半の落語の東西比較
六代目笑福亭松鶴の「らくだ」と六代目三遊亭圓生の「らくだ」
1. はじめに
2. 対象と方法
2.1 「らくだ」と分析手順
2.2 「らくだ」のあらすじと構成
2.3 文字起こしについて
2.3.1 上方落語「らくだ」の文字起こし
2.3.2 江戸落語「らくだ」の文字起こし
3. 「らくだ」におけるののしり表現の出現
3.1 ののしりの助動詞の出現した数
3.2 ののしり<...

  1. 1.[書籍]

「ののしり」のことばは相手を罵倒して不快にさせる乱暴なだけのもの、だろうか。社会的に使用を制限されるが、実は使用への希求も存在する。「ののしり」は発信者と受け手側との連携プレーの中で適切な表現として成立しうる。本書は、近世の洒落本や滑稽本、明治期以降の落語資料や小説資料をもとに、表現としての「ののしり」の価値の可能性を追う。「ののしり」のことばを軸に東西比較も行い、関西方言の表現の特徴も描写する。

作品の情報

メイン
著者: 村中淑子

フォーマット 書籍
発売日 2025年01月14日
国内/輸入 国内
出版社ひつじ書房
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784823412554
ページ数 280
判型 A5

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