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食をうたう 詩歌にみる人生の味わい

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フォーマット 書籍
発売日 2008年11月14日
国内/輸入 国内
出版社岩波書店
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784000234566
ページ数 184
判型 46

構成数 : 1枚

はじめに 詩歌のなかの飲食

一章 生を彩る
病床の苺 正岡子規
秋刀魚と殉情 佐藤春夫
鰻という至福 斎藤茂吉
納豆の滋味 斎藤茂吉
少年の桃,中年の桃 寺山修司,西東三鬼
冬の花火と鮭鱒 中城ふみ子

二章 憧れと切なさと
桐の花と洋食 北原白秋
菓子と果物 立原道造
セロリの食感 佐佐木幸綱
珈琲の香りと苦み 茨木のり子
クリスマスの哀愁 秋元不死男
缶酎ハイの登場 福島泰樹,俵万智
哀しき紫煙 中原中也,福島泰樹

三章 江戸の味
新年とおせち 高浜虚子
俳聖と料理 松尾芭蕉
詩人の遊食 柏木如亭
蕎麦の花 小林一茶
甲州の葡萄 荻生徂徠
聖なる新酒 上島鬼貫,与謝蕪村
美酒礼賛 加舎白雄

四章 過去と現在
いにしえの味覚と酒 『万葉集』巻一六
赤米と山野河海 源俊頼
農の悲しみと楽しみ 森荘已池,真壁仁
米の重み 高村光太郎,埴谷雄高
在日の食 姜東

五章 日々の営み
生命【いのち】と料理 長谷川櫂
鰹と昆布 長田弘
時間という料理人 長田弘
燃える火の力 石垣りん
主婦の恋と台所 時実新子
惣菜の思想 俵万智
美食と恋愛,エロティズム 松平盟子

六章 それも人生
花を食べる 吉原幸子
雲水の素食 種田山頭火
くちづけの味 石川啄木,与謝野晶子
最後の晩餐 岸上大作
隠喩としての飲食 塚本邦雄
すなおなる食欲 齋藤史

終章 巡の果てに
人生の味わい 金子光晴

あとがき
参考文献
作者索引・飲食関連語彙索引

  1. 1.[書籍]

苺が大好きだった子規、納豆にこだわった茂吉、西洋料理店(レストラント)が似合う白秋──。詩人、歌人、俳人たちが、豊かに表現した食。食文化史研究の第一人者が、「万葉集」から現代まで、詩歌に詠みこまれた食を多読、味読し、そこに凝縮された作者の生きかた、映し出された時代の姿を解き明かす。

作品の情報

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著者: 原田信男

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