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構成数 : 1
第III部 偉大な教育者と教育体系の時代―後半
イソクラテスの弁論・修辞術とその教養理想
哲学と弁論・修辞術との教養の優先権をめぐる戦い
ソフィストの継承者イソクラテス
戦争の強大な影響下に登場した弁論・修辞術
ギリシア諸国家間の平和的な均衡という課題
雄弁の新しい形式の模範としての政治的な弁論
法廷弁論代作者としての活動と学派の創設時期
哲学者と弁論・修辞術の教師が相手へ掲げる非難
問答法を論理的な技術へ形成することへの批判
思い上がった理論と素人的な技術の中間の道の模索
弁論・修辞術と文芸,弁論家と詩人の緊密な関係
教養における自然と技術の間の緊密な関連
弁論・修辞術の長所としての政治的な教養
純粋な認識という幻の現実に必要な事柄の対置
政治的な教養と国民的な理念
政治的な活動の手段としての弁論・修辞術
ギリシアの国民的な相互扶助という意識の増大
ギリシア統一の先駆的な闘士としてのアテナイ
アテナイ文化の無比の使命への信仰と後世への影響
ギリシア的なものと普遍人間的なものとの同等化
ギリシア全体が基づく教養からの教養理想の成立
君主の教育
支配者の教育を介した教養の国家への働きかけ
支配者による政治的な教授の根本的で普遍的な形式
文化の創造主としての雄弁やロゴスの称賛
支配者の働きかけの基準としての正しいパイデイア
支配者の義務を実現できる国家形式としての君主制
「ニコクレスに与える弁論」の背景,内容の分析
内面的に調和し合う正しい法律と確固たる秩序
警句的な文章の中での伝承された支配者の像の変形
歴史的な知識という基礎へ据えられた支配者の教育
弁論・修辞術の教養体系に場を見出した歴史認識
人間に正しい決定能力を持たせる真の弁論
急進的な民主主義における権威と自由
「民族祭典演説」における国民的なものへの転回
アテナイに関する楽観的な確信に対置された暗い像
「アレイオス・パゴス会演説」の成立をめぐる議論
国制再建の出発点としてのアレイオス・パゴス会
大衆支配に対して有産者の集団が行った叱責
穏和な民主主義者テラメネスへの近さ
古えの理想へ努力する宗教的・政治的な保守主義
アレイオス・パゴス会による市民教育の新たな構築
財産の区別の彼岸にある教育の目標
廉恥(アイドース)という道徳力,古えの貴族の躾の再活性化
真にアテナイ的な自然(ピュシス)への指示にある教育的な考え
アテナイが海上支配へ掲げる要求の放棄
根本的で人倫的な態度の変化による政治状況の改善
精神の強力な労苦による権力を目指す努力の根絶
イソクラテスによる自らのパイデイアの擁護
彼のパイデイアの目的と成功を描く「財産交換(アンティドシス)」
自著の選抜に現れた,模範を目指す教育的な方向
自著へ向けられた非難に対する抗弁
ポリス全体へ向けられたイソクラテスの教育
弟子の行為へ完全な責任を引き受けるという説明
アテナイを率いた弟子ティモテオスの称賛
民衆指導者と妥協しない頑固さへの叱責
業績を測る基準としての教授活動の物質的な成功
人間共同体をまとめる力に取り組む高尚な精神教育
パイデイアを否定する二種の人々に対する抗弁
アカデメイアやアリストテレスとの対立関係
数学的な研究が精神教育へ価値を持つことの容認
プラトンの見解の否定による自説の開陳
真の貪婪(プレオネクシア)や人格性の文化へ導く弁論・修辞術
民衆指導者に対する教養の政治的な弁護
三つの国制の適切な混合に基づく最善の国家形式
クセノポン
作品の受容,生い立ち,波乱の生涯の概観
著作活動の概観,その政治的・時代的な背景
全著作活動を貫く意識的で教育的な特徴
外国の人種,その生活形式への取り組み
オリエント文化のギリシア文化による豊穣化
ペルシア人のパイデイアと共同体の結び付き
ペルシア人の躾とスパルタ人の教育の類似
市民を最善の戦士としたスパルタの全制度
スパルタの保守主義的な要素,当地の教育の梗概
神的な因果応報(ネメシス)の結果としてのスパルタの敗北
人間性の根源の土台としての田舎
軍人と農場主による有能性と義務感の結合
農場主とその妻に求められる属性,仕事の内容
プラトンによる狩猟の評価とその規範の規定
人格形成の手段と方途としての狩猟の承認
プラトンの『パイドロス』:哲学と弁論・修辞術
成立年代に関する評価の動揺―初...
ギリシア人の教養と理想的な人間像が相互に作用しつつ形成される経緯を描いた,イェーガーの古典的名著『パイデイア I-III』(1934-47)を訳出した待望の書。
本冊では第III部「偉大な教育者と教育体系の時代」の後半,イソクラテスの弁論・修辞術やプラトンの『パイドロス』『法律』を主に扱う。ソフィストの登場にギリシアの教育の大きな画期を認め,教育の二つの柱としての哲学および弁論術について,相互の接点や対立も含め詳述する。
19世紀中期以降,科学技術の進歩,ナショナリズムや労働運動の高まりにより,陶冶の手段としての古典語の価値が揺らいだ。その中で著者は,人文主義を擁護するため,ギリシア古典古代の教育上の意義を,「政治的な人間の形成」という統一的なプログラムとして「第三の人文主義」の立場から解明する。
教育とは個人の事柄ではなく共同体の事柄である。個々の成員によって性格付けられた共同体は,政治的人間にとってあらゆる行為と態度の源泉である。共同体が成員に与える影響は,新たに生まれる個人を共同体の意向に沿う教育によって意識的に形成する努力の中にこそあった。
パイデイアとは子供の教育,後に教育一般,教養,文化などを意味した。ギリシアにおける教養の本質を知ることは,現在の教育上の知識と意欲にとって不可欠の基礎となろう。
| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2024年12月23日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 知泉書館 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784862854254 |
| ページ数 | 632 |
| 判型 | 新書 |

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