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パブリック・ヒストリーの実践 オルタナティブで多声的な歴史を紡ぐ

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フォーマット 書籍
発売日 2025年01月27日
国内/輸入 国内
出版社慶應義塾大学出版会
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784766430059
ページ数 296
判型 A5

構成数 : 1枚

第I部 「パブリック・ヒストリー」の理論
第1章 堆積するオルタナティブな歴史と記憶
第2章 歴史におけるふたつの「公」

第II部 実践に埋め込まれた歴史
第3章 共鳴する親子ラジオ
──アメリカ統治下沖縄のラジオ放送が紡いだもう一つの歴史
第4章 ロシアの「チャストゥーシカ」と歴史実践
第5章 東日本大震災の災害伝承施設とパブリック・ヒストリー
── Google Maps レビューデータから紡がれる声

第III部 語りづらさを超えて
第6章 何のためなら災禍をめぐる経験を語れるのか?
──映像制作を通して共に考える
第7章 「語らない」から「語りだす」へ
──満洲引揚者・土屋洸子の戦後経験に着目して

第IV部 誰が歴史を紡ぐのか
第8章 ひきこもりのパブリック・ヒストリーの可能性と不可能性
第9章 宗教的経験と「歴史」実践のあいだ
──セネガルのスーフィー教団を事例として
第10章 パブリック・ヒストリーからジェノサイドへ
──パレスチナ/イスラエルにまつわる歴史実践の相克

第V部 歴史実践を生み出す
第11章 住み継ぐまちづくりに向けた「住まいの記憶史調査」の活用方策
第12章 四国遍路につつまれて
──自己の死と歴史実践としての蘇生

あとがき

  1. 1.[書籍]

・一般市民が担う歴史実践から、新たな視野をひらく。
・学問が歴史を占有せず、人びとと共に、人びとの歴史を作り上げていく営みである「パブリック・ヒストリー」。
・声なき声を聴くその歴史実践から、共生の可能性を考える。

従来の「アカデミック・ヒストリー」へのオルタナティブな方法論として登場した「パブリック・ヒストリー」。その理論的な枠組みを解説したうえで、日本国内からアフリカまでさまざまな地域・時代にわたる研究実践を紹介。さらに方法論そのものを再検討する論文を収載することで、学問分野の新たな視座をひらく一冊。

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