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神経筋障害理学療法学テキスト[Web動画付](改訂第4版)

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フォーマット 書籍
発売日 2025年03月26日
国内/輸入 国内
出版社南江堂
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784524234660
ページ数 488
判型 B5

構成数 : 1枚

総論
1 神経筋障害の全容
A 神経筋系とは
1中枢神経の全体像
2神経系の分類
3体性神経の出力系
4運動障害の原因
B 神経筋障害の特徴と症状
1中枢神経障害の原因と特徴
2中枢神経障害による症状
3脳損傷で生じる障害
4脊髄損傷で生じる障害
5運動の調節系障害
6その他の神経筋障害
C 中枢神経障害と理学療法における運動
1理学療法の治療手段
2中枢神経障害者に対する運動療法の意味
3運動療法の原則

片麻痺
2 片麻痺の原因,脳血管障害とは
A 発症の原因
1脳血管障害
2脳腫瘍
3頭部外傷
4多発性硬化症
B 脳血管障害の理解のための脳の構造と機能
1脳動脈の構造
2脳動脈の灌流分布領域
3錐体路と脳動脈の関係
C 脳血管障害とは
1NINDSの分類
2脳血管障害の神経学的所見
3脳血管障害と運動麻痺

3 脳血管障害の診断,急性期治療
A 脳血管障害各病型の特徴
1脳出血
2クモ膜下出血
3脳梗塞
B 脳血管障害の画像診断
1脳出血
2クモ膜下出血
3脳梗塞
C 脳血管障害の急性期治療とリハビリテーション
1急性期の治療
2病期とリハビリテーション
3廃用症候群とリハビリテーション
4理学療法(PT)の開始基準とリスク管理
5急性期のベッドサイドでのリハビリテーション

4 片麻痺患者の評価1
A 評価の考え方
1機能障害発生の経緯と障害の特徴
2国際生活機能分類(ICF)と理学療法
3理学療法評価の着眼点
B 脳血管障害の総合的な評価
1リスク管理
2検査・測定の成立条件
3脳血管障害の総合評価
C 片麻痺患者の機能障害に対する理学療法評価
1脳血管障害の一次障害に対する検査・測定
2脳血管障害の二次障害に対する検査・測定
3身体運動の遂行状況に対する検査・測定
D 活動制限・参加制約などの観察と調査
1活動制限(ADL能力)の観察と調査
2参加制約の評価

5 片麻痺患者の評価2
A 理学療法評価の実際
1理学療法評価の目的
2評価項目の選定と事前情報収集
3評価の手順
4統合と解釈
5目標設定
6目標設定に必要な予後予測
B 評価に基づいた理学療法のあり方
1評価に基づいた理学療法プログラムの考え方
2介入後の再評価の重要性
3評価と治療の振り返り

6 重症片麻痺例に対する回復期理学療法の実際(その1)
A なぜ重症度別の理学療法が必要なのか?
1重症片麻痺例とは
2理学療法の目的を理解する
3廃用症候群の問題
B ADLの必須動作,動作遂行の力源
1ADLと基本動作
2基本動作の力源
3介助量軽減の意義
4各種補装具,訓練用機器の活用
C 運動療法の実際(重力との関係)
1重症片麻痺例に対する運動療法の基本
2最優先項目は抗重力位姿勢への変換
3抗重力位姿勢とリスク管理
4抗重力位姿勢への変換

7重症片麻痺例に対する回復期理学療法の実際(その2)
A 運動療法の実際(筋収縮の関与)
1抗重力位姿勢と筋収縮を伴う運動
2他動的介助歩行の留意点
3筋収縮を伴う運動
4筋収縮を伴わない運動
B 運動療法の実際(ADLへの反映)
1基本動作(起居移動動作)訓練

  1. 1.[書籍]

理学療法士が遭遇することの多い神経筋障害について,発生機序,障害の評価,理学療法の実際までを解説した教科書.今改訂では生活期のリハビリテーションについても記述を充実させ,より時代に即した内容へとアップデートした.また,疾患像を具体的にイメージできるよう,片麻痺,脊髄損傷における動作や生活期の様子の動画を多数収載した.

【改訂第4版の序】 *抜粋・改編
本書初版は,中枢神経障害理学療法ガイドラインモデル「教育学習効果に重点をおいたテキスト」となることを目指し,以下の編集基本方針に則って2008年に刊行された.

■学生にとって全体的な障害像をイメージすることが難しい障害領域について,臨床実習や卒後の臨床現場に出る際に備えて学んでおくべき必要最小限の基本的知識,技術項目をわかりやすく構成,解説する.
■障害にしたがった分類で目次を構成し,最も多い脳卒中に関しては病態と理学療法が結びつくよう工夫し,重傷例から軽症例まで網羅する.
■学生の自習や発展学習への興味を高めるために演習・実習を適宜盛り込み臨床との関連づけを高める.
これらの特色は,刊行後早期から比較的高い評価を得ていた.

また, 「学生にとって障害像をわかりやすく解説したテキスト」を目指した改訂においては,以下の取り組みを行った.
1改訂第2版では新たに筋ジストロフィー,多発性筋炎,重症筋無力症,Guillain-Barre症候群を追加
2改訂第3版より書名を『神経筋障害理学療法テキスト』と変更,あわせて紙面を刷新して4色化
3図表の電子データ化による授業プレゼン資料としての活用支援

さらに今版の改訂においては,四肢麻痺・対麻痺の理学療法臨床現場における対象障害に不全損傷が多くを占めるという臨床現場の実態から,新たな章を設けてこの変化に対応することとした.それに加えて学生にとって障害像を学習するにあたり動画は大いに理解の助けになるものであることから,本テキストにおける主幹的な障害である脳血管障害患者と脊髄損傷患者の数多くの動画を収載するといった大きな改訂を加えた.本文と合わせて動画を視聴することにより学生の障害像の理解が深まることを期待している.

以上のような改訂を加え,より多くの養成校でお使いいただけるような教科書を目指した.
今後も講義される先生方や学生諸君には是非とも忌憚のないご意見,ご批評をいただき,さらに「教育学習効果の高いテキスト」へと昇華されていくよう努めたい.併せて,本書初版刊行準備当初から共に当領域におけるガイドラインのモデルとなるべく熱い想いを持ち取り組んできた編集者,江西一成先生が,改訂第4版企画半ばにおいて逝去されたことは誠に断腸の思いである.この場を借りて冥福を祈りたい.

令和 7 年 1月
編集を代表して 植松光俊

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