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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2025年01月10日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 日本生産性本部 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784911064153 |
| ページ数 | 420 |
| 判型 | A5 |
構成数 : 1枚
■第1章 コロナ2 類から5 類へ 病院経営者の心構え
1-1 2024 年度改定に向けての論点はこれだ
1-2 2021 年度「医療費の動向」と今後の経営の"勘所"
1-3 コロナ禍で分かった想定外を見据えた経営姿勢とは
1-4 コロナ2類から5類への移行、病床再編のタイミングを逃すな
1-5 退院患者数の歯止めは「発送の転換」から
1-6 在院日数短縮の競争激化 問われる"善"とは
1-7 今こそ病床機能の見直しをすべきとき
1-8 街から病院がなくなる
1-9 診療所の報酬だけを引き下げるべきか
1-10 医療経営実態調査から分かる困窮する急性期病院
1-11 プラス改定で一息つけるのか どうする公立病院
1-12 機能分化は病院単位か病棟単位か
■第2章 高度急性期機能をいかに維持し高めるか
2-1 働き方改革でICUが維持できなくなる
2-2 ロボット支援手術は経営戦略の"魔法の杖"か
2-3 急性期充実体制加算に注目 全麻2,000件どうクリアするか
2-4 緊急手術「305 件」かっら考える急性期充実体制加算
2-5 これからの急性期充実体制加算の論点
2-6 HCUの看護必要度をどう考えるか
2-7 高度急性期病院らしい外来診療機能とは
2-8 手術件数増加に向けて1部屋4人の看護師配置を
2-9 ICU にこだわるべきか?どうする救命救急
■第3章 変わる重症度、医療・看護必要度にどう対応するか
3-1 患者の年齢構成は病院機能と直結する
3-2 診療報酬は地域医療構想に寄り添う関係なのか?
3-3 地域ケアは高齢者救急の担い手足りうるか
3-4 7 対1を減らす特効薬白内障をどう考えるか
3-5 看護必要度B 項目 今すぐ廃止すべきか
3-6 手術件数を増やすために求められること
3-7 救急医療管理加算の今、そしてこれからを考える
■第4章 ケアミックス病院としての強みを発揮するために
4-1 知ケアやめますか? 有効活用しますか?
4-2 "スーパー地ケア"を高齢者救急の担い手に
4-3 "スーパー地ケア"がマッチする病院を探る
4-4 DPC病院の地ケアに未来はあるのか
■第5 章 働き方改革を踏まえ働き手の確保を
5-1 看護職員処遇改善評価料が問いかけた"適正"な配分とは
5-2 患者数回復の鍵握る看護師 離職防ぐ職場づくりを
5-3 介護補助者充実のための"人財"と外国人登用の現実性
5-4 人を育て大切にする組織こそが輝く
■第6 章 DPC/PDPSの今までを振り返り、これからを考える
6-1 DPC参加病院の実態からみえる診療機能と経済性
6-2 DPC/PDPSにおける医療機関群の評価を踏まえた病院の戦略
6-3 機能評価係数IIの実態に迫る
6-4 コロナ補正の影響とカバー率係数
6-5 DPC/PDPSカバー率の定義を変えてはどうか
6-6 効率性係数と複雑性係数は両立できるのか
6-7 救急医療係数の実態に迫る
6-8 PDCにおける点数設定と在院日数コントロールの重要性
6-9 地域包括ケア病棟の経緯とPDC/PDPSにおける点数設定
6-10 地域包括ケア病棟と短期滞在手術
6-11 DPC病院とは何なのか
6-12 出来高の急性期病院は存在し得るのか
6-13 2024 年度改定の変更点とDPC/PDPSのこれから
6-14 機能評価係数IIの実態に迫る2024年度診療報酬改定から
2023(令和5)年度決算は多くの病院にとって過去最悪であり、病院の財務状況悪化が加速している。特に急性期病院において医薬品材料費が増加し、水道光熱費の高騰もおさまらない。それに加えて、働き方改革で人件費も増加し、このままでは破綻をきたすという声を多方面から耳にする。一方で、コロナで入院患者数が減少し、病床稼働率も以前の水準に戻らない。
このような中行われた2024(令和6)年度診療報酬改定は、本体がプラス0.88%と自民党政権に復党後は最高の上げ幅で、国も一定の配慮をしてくれたことになる。しかしながら、ベースアップ評価などの賃上げが前提の改定であり、これでは病院のコスト増が吸収できないレベルだと私は強く感じている。
どんなに財務状況が厳しくとも、私たちには地域医療を支えていく責務があるし、職員の生活も守らなければならない。そのために何をしたらいいのか。これをやったら一足飛びにうまくいくという魔法の杖は存在しないと私は考えている。しかし、適切な戦略を考え、円滑に実行することはいつの時代でも不可欠なことである。病院で働く職員の英知を結集し、どこに進むべきか、そのためにどのようなオペレーションを構築すべきなのか、今まで以上に微に入り細を穿つ方向性を示さなければいけない。
私自身、様々な病院の現状を直視し、昨今の病院経営についての悩みは尽きない。適切な打ち手を実行しても、それ以上に費用がかさみ結果につながらないことも多い。ただ、多くの優秀で熱意にあふれる医療人とともに考え、実践してきたことは後世も含め、誰かの役に立つと考え刊行に至った。
社会保障費の抑制という環境下において、かつてのような右肩上がりの病院経営を行うことは難しいだろう。しかし、社会に人が住むために医療という業界は不可避であることをコロナが教えてくれた。そして、コロナ禍で医療人が命をかけて闘ったあのプライドを忘れることはできない。気持ちだけで病院を支えることはできないが、前向きな気持ちを失ってしまえば医療業界は衰退する一方だと考える。
正しい打ち手を適切なタイミングとメンバーで実行することで、未来は拓けるはずである。そんな私たちの未来は希望に満ちていると信じ、筆を擱きたい。

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