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ザ・ミドル 起業の「途上」論 事業創造という迷宮を突破するための114の言葉

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フォーマット 書籍
発売日 2025年01月22日
国内/輸入 国内
出版社英治出版
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784862762740
ページ数 552
判型 A5変形

構成数 : 1枚


起業の「旅の途上(ザ・ミドル)」には何が起こっているのか



イントロダクション



Part 1 耐える

1. 苦痛と未知の中でチームを導く

・前向きなコメントを求めない。真実に背を向けてニセの成功を祝わない ほか

2. 決意を強める

・おさまりのいいものは誰も覚えていないし、感動しない ほか

3. 長丁場を闘う

・戦略は忍耐によって育つ ほか



Part 2 波に乗る

■チームを最適化する

1. チームづくりと採用

・チームの免疫系を育て、時にはそれを抑える ほか

2. 組織文化とツール

・つくるのに使う道具が、つくる製品を左右する ほか

3. 組織構造とコミュニケーション

・言葉よりモックアップ ほか

4. 解決への障害を取り除く

・スランプは、真実を避けてきたことの現れ ほか



■プロダクトを最適化する

5. シンプルさを保ち改良を続ける

・お気に入りを殺す ほか

6. 顧客にこだわる

・八方美人になりたくなる衝動にあらがう ほか



■自分を最適化する

7. 計画と意思決定

・将来への影響を無視して目の前の案件から得をしようと考えてはいけない ほか

8. ビジネスの勘を鍛える

・ビジネスの論理はスケールすることにある。ビジネスの秘訣はスケールしないものにある ほか

9. エッジを磨く

・余白を残して偶然のチャンスに対応する ほか

10. 地に足をつけ、身近な存在であり続ける

・騒ぎ続けろ ほか



Part 3 ゴール直前

1. ゴールテープを切る

・偉大な結果に逆らいたくなる気持ちを克服する ほか

2. バトンを渡す

・あなたは、仕事ではない ほか

3. 終わりなき旅

・「生きること」に努めるか、「死ぬこと」に努めるか ほか

  1. 1.[書籍]


はじまりと終わりはどうでもいい。

大切なのはその「あいだ」だ!



表立って語られることのない

起業という「旅の途上(ザ・ミドル)」で起こる

波乱万丈とその対処法を完全網羅。



クリエイター・プラットフォーム「ベハンス」を起業し、

売却後はAdobeで新規事業を成功に導き、さらにはVCとしても活躍。

スタートアップ・エコシステムの全局面を見てきた起業家が

これからの挑戦者たちに贈る、至言・名言・金言114。



◇起業と売却の「あいだ」にあるブラックボックスを明るみに出す



ベンチャーやスタートアップと聞けば、多くの方が熱狂的な立ち上げ時のエピソードか、売却や上々などの華々しい幕引きの瞬間を思い浮かべるのではないでしょうか。



しかし、本書にはそうしたエピソードは登場しません。代わりに語られるのは、立ち上げと幕引きの「あいだ」にある、苦しい時期の話ばかり。

なぜ、そんな"中途半端な"タイミングのエピソードをかき集め、アドバイスを書き留めたのか。

その答えは、本書のこの言葉に、集約されています。



―――

さて、ここで本音を話そう。僕たちがよく耳にする薄っぺらい成功物語には、何か足りないものがある。僕がいつも語っているベハンスの短い物語もまた、よく考えるとおかしな話だ。5年間もユーザーを引きつけられず、給料を払うだけで精一杯だったチームがどうしてずっと一緒に働いていられたのだろう? 何年も無名のまま、どんな仕事をしているのかと聞かれても言葉に詰まるような時代を、どうやって耐えてきたのだろう? 素人の集団が、どうやって自分たちよりも優秀なプロたちを採用し、管理し、つなぎとめてきたのだろう?



旅の途上のぐちゃぐちゃで浮き沈みの激しい瞬間の中に、誰も語らない本当の物語がある。(中略)成功と失敗を分ける一線がどれほど脆いかを起業家は知っているのに、それを認めたがらない。旅の途上が成功と失敗を分ける。そのあいだのすべてをどう扱うかで、最後に正しい側にいられるかどうかが決まる。

―――



「よくある成功物語」では、成功者本人も気づかぬうちに端折ってしまう、「旅の途上」の話。しかし、どんな起業家も、本当はその「あいだ」に訪れたチャンスを乗りこなし(またはピンチを乗り切って)うまくいったはずなのです。



起業家は、「起業という旅路の途上(ザ・ミドル)」のことを伝えるべきじゃないか。



本書は、これまで光が当たってこなかった、起業にまつわるブラックボックスを明るみに出す1冊です。

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