ハング・ライジの未発表音源による新アルバムをリリース!時代として、クロスオーバー~フュージョンへ変遷する真っ只中のエッセンスをタップリと含んだハング・ライジのサウンドは痛快極まりない。2024年6月にリリースした初CD化アルバムにボーナス収録したデビュー前のライヴ音源の反響は大きく、それに応えるべくそのライヴの模様をアルバムとしてリリースする。若きエネルギーに溢れ、抜群のセンスを備えたプレイヤー達の熱気と迫力のドキュメンタリー! (C)RS
JMD(2024/11/29)
ハング・ライジの未発表音源による新アルバムをリリース!
時代として、クロスオーバー~フュージョンへ変遷する真っ只中のエッセンスをタップリと含んだハング・ライジのサウンドは痛快極まりない。2024年6月にリリースした初CD化アルバムにボーナス収録したデビュー前のライヴ音源の反響は大きく、それに応えるべくそのライヴの模様をアルバムとしてリリースする。若きエネルギーに溢れ、抜群のセンスを備えたプレイヤー達の熱気と迫力のドキュメンタリー!
最新マスタリングおよびUHQCD仕様。
1970年代中盤からのクロスオーバー・ムーヴメントにインスパイアされながら、隆盛を極めていった日本のフュージョン・シーン。その真っただ中、ロック育ちのメンバー、ジャズ育ちのメンバーが融合しハング・ライジは誕生。常に新しいサウンドを追い求め、センスやテクニックを磨きながら、ライヴを重ねタフネスを備えて行った。'83年のデビューから遡ること1年半前のこのパフォーマンスは、ハング・ライジの初期の集大成である。今作ではCDの収録時間、マスター音源の状態を考慮し、アンコールを含め9曲を収録。
また、ギタリスト森園勝敏をゲストに迎えた六本木ピットインでのライヴ音源、デビュー前のプレゼンテーションとしてスタジオ収録したビートルズのカヴァー音源をボーナス・トラックとして、全11曲を収録している。その内5曲は未発表楽曲であり、それを含めた9トラックが未発表音源である。
森園勝敏との共演は、彼のマスターピース「レィディ・ヴィオレッタ」、ビートルズ・ナンバーは「ゲット・バック」だ。ダイナミックな本編、クールなボーナス・トラック、ハング・ライジはカッコいい。
【パーソネル =HANG RAIJI ハング・ライジ=】
川口雷二:Drums
近藤洋:Bass
長江純:Tenor, Soprano & Alto Saxophones
中野豊:Guitar
寺田正彦:Keyboards
吉田幸平:Percussion
〈ゲスト・ミュージシャン〉
初川克郎(パーカッション):M1-11
松浦義和(キーボード):M10-11
森園勝敏(ギター):M10
【収録曲】
1. Knocked Back Funk曲:川口雷二
2. Express for My Town曲:近藤洋
3. Dance曲:長江純
4. Terada De Samba曲:寺田正彦
5. Drop You off曲:川口雷二
6. Kuillima曲:寺田正彦
7. Glass Hopper曲:中野豊
8. The Woods of Random Words曲:近藤洋
9. Crash !曲:中野豊/渡邉明夫
〈ボーナス・トラック〉
10. Lady Violetta曲:森園勝敏
11. Get Back (カヴァー)詞曲:レノン=マッカートニー
編曲は全てハング・ライジ
*M5/M9を除き、未発表音源
*M1/M2/M6/M7/M8:未発表楽曲
*M1-M9:メンバー在籍時の学園祭におけるライヴ音源(1981年11月)
*M10:六本木ピットインにおけるライヴ音源(1982年5月)
*M11:プレゼンテーション用スタジオレコ―ディング音源(1982年8月)
発売・販売元 提供資料(2024/11/28)
昨年6月にフュージョン隠れ名盤といえた1stアルバム『プラス・ファイヴ』がめでたく初CD化となり、フュージョン・ファンの間で話題を集めたハング・ライジだが、何と今回、未発表ライヴ音源による新アルバムがリリース!というのだから、その驚きは前回リリース時を超えるものがあると言えるだろう。収録曲はメンバーが当時在籍していた大学の学園祭におけるライヴ(1981年秋)をメインに据えたもので、まさにデビュー前夜の熱気と迫力がストレートに伝わってくる。『プラス・ファイヴ』には収録されなかった楽曲も演奏しており、ハング・ライジの全貌を体感したい方には避けては通れない必聴盤だ。
intoxicate (C)千葉広克
タワーレコード(vol.174(2025年2月20日発行号)掲載)