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病態・治療論[9] 運動器疾患(改訂第2版)

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フォーマット 書籍
発売日 2025年02月05日
国内/輸入 国内
出版社南江堂
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784524213993
ページ数 264
判型 B5

構成数 : 1枚

序章 運動器疾患の病態・治療を学ぶ意義
1 医療・医学的な観点から
2 看護の観点から

第I章 運動器の基礎知識
1 運動器の構造と機能
1 骨
A.骨の機能
もう少しくわしく▶カルシウム濃度の調節
B.骨の種類と構造
C.皮質骨と海綿骨
D.骨の組成
もう少しくわしく▶造血幹細胞と間葉系幹細胞
E.骨の形成と成長
F.骨の維持
G.骨の修復と再生
2 関 節
A.関節の機能
B.関節の種類と構造
臨床で役立つ知識▶変形性関節症
3 筋・神経
3-1 筋の構造と機能
A.筋の構造
B.筋の機能
3-2 神経の構造と機能
A.脊髄
B.末梢神経
4 腱・靱帯
4-1 腱の構造と機能
A.腱の構造
B.腱の機能
4-2 靱帯の構造と機能
2 運動器の障害と症状
1 骨の障害
1-1 骨折
A.発生機転
B.骨折の分類
C.骨折の治癒過程
D.骨癒合の期間
E.骨折治癒の異常
F.骨折の症状
G.骨折の診断
H.骨折の合併症
I.骨折の治療の原則
1-2 骨髄炎
もう少しくわしく▶慢性化膿性骨髄炎の特殊な型
2 関節の障害
2-1 捻挫と靱帯損傷
A.病態
B.症状
C.治療
2-2 脱臼と亜脱臼
A.病態
B.症状と診断
C.治療
2-3 関節拘縮
2-4 関節強直
2-5 動揺関節
3 神経の障害
3-1 運動麻痺
3-2 感覚障害
3-3 自律神経障害
4 筋肉の障害
臨床で役立つ知識▶打撲

第II章 運動器疾患の診断と治療
1 運動器関連症状からの病態診断
1 頚・肩・上腕痛
A.病態,考えられる原因・疾患
B.鑑別,絞り込みの方法
C.対応方法・治療方針
2 腰痛,下肢のしびれ・痛み
A.病態,考えられる原因・疾患
B.鑑別,絞り込みの方法
C.対応方法・治療方針
3 頚部・脊柱の変形と運動制限
A.病態,考えられる原因・疾患
B.鑑別,絞り込みの方法
C.対応方法・治療方針
もう少しくわしく▶特発性側弯症
4 脊髄麻痺
A.病態,考えられる原因・疾患
B.鑑別,絞り込みの方法
C.対応方法・治療方針
5 手指のしびれと麻痺
A.病態,考えられる原因・疾患
B.鑑別,絞り込みの方法
C.対応方法・治療方針
6 肩の痛みと変形
A.病態,考えられる原因・疾患
B.鑑別,絞り込みの方法
C.対応方法・治療方針
7 肘の痛みと変形
A.病態,考えられる原因・疾患
B.鑑別,絞り込みの方法
C.対応方法・治療方針
8 手関節部の痛みと変形
A.病態,考えられる原因・疾患
B.鑑別,絞り込みの方法
C.対応方法・治療方針
9 手指の痛みと変形
A.病態,考えられる原因・疾患
B.鑑別,絞り込みの方法
C.対応方法・治療方針
10 股関節部の疼痛と異常歩行
A.病態,考えられる原因・疾患
B.鑑別,絞り込みの方法
臨床で役立つ知識▶小児の股関節痛,膝関節痛
C.対応方法・治療方針
11 膝関節部の疼痛と異常歩行
A.病態,考えられる原因・疾患
B.鑑別,絞り込みの方法
C.対応方法・治療方針
12 下腿の痛み
A.病態,考えられる原因・疾患
B.鑑別,絞り込みの方法
C.対応方法・治療方針
13 足関節部・踵部の疼痛と異常歩行
A.病態,考えられる原因・疾患
B.鑑別,絞り込みの方

  1. 1.[書籍]

専門基礎分野において疾病の病態・診断・治療を学ぶためのテキストシリーズ(全14冊)の運動器疾患編.医師と看護師の共同編集により,看護学生に必要な知識を網羅.さまざまな症状を理解できる,診断の進め方・考え方がわかる,臨床看護に結びつく知識が得られる,の3点を重視して構成している.今改訂では各種情報を更新したほか,「ロボット支援手術」「脊髄造影検査を受ける患者の看護」を追加した.

【はじめに】(序文)
日本は「人生100年時代」と言われる超高齢社会を迎え,運動器の障害を有する患者は増加の一途をたどっています.そのため診療科を問わず看護師には運動器の看護に必要な基礎ならびに臨床的知識の習得が必須となってきました.本書初版は,看護学生や既に臨床の現場で勤務している看護師に役立つ教科書としてだけでなく,運動器の治療に携わるメディカルスタッフの方々にとっての学習書として,2019年9月に発刊されました.幸いにも数多くの教育現場で運動器疾患に対する教育の一助として利用されてきました.初版が刊行されて以来すでに5年の歳月が経過し,この間には骨粗鬆症,関節リウマチや慢性疼痛に対する数多くの新薬が上市され,ロボット支援手術や最小侵襲手術の普及など運動器疾患に対する診断と治療も著しく進歩してきました.これらの社会状況を踏まえ,改訂の必要性が求められました.

初版では,岩手医科大学整形外科学,その連携病院整形外科,リハビリテーション医学,放射線医学,医学教育学や救急・災害・総合医学講座の先生方,看護学部の先生方に執筆をお願いしましたが,幸いなことに改訂第2版でも執筆者全員に快諾を得ることができました.今版では編集方針は従来の方針を踏襲することとし,主に情報更新(疫学・統計データの更新,新しいガイドラインへの対応,新しい治療薬・治療方法の追加など)を行いました.また,第III章2節「運動器疾患の治療を受ける患者の看護」および第IV章2節「3-1.骨粗鬆症」「5.退行性疾患」では,1高齢患者にかかわる問題(フレイル,介護予防,転倒防止など)と2在宅療養にかかわる問題(生活リハビリテーション,入退院支援など)の要素を盛り込みました.そして初版から引き続き,本文の内容をより深める目的で「もう少しくわしく」,実践的な知識を紹介する目的で「臨床で役立つ知識」のコラムを挿入しています.さらに医学的な専門用語には,「メモ」や用語解説を側注欄に示すことで,わかりやすく理解できるように工夫しております.

本書が従来にも増して読者諸賢の期待に応えることができ,看護学生や臨床の現場で勤務している看護師だけでなく,メディカルスタッフの方々にも活用されることを心より切望致します.

2024年12月
土井田 稔
秋山 智弥

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