コールドプレイのクリス・マーティンが見出した新たなる才能が今花開く――。
Ivor Novelloアウォードも受賞した若きシンガーソングライター、ヴィクトリア・カナルが注目のデビュー・アルバムをリリース!
ロンドンを拠点に活動する、スペイン系アメリカ人のシンガー・ソングライター、ヴィクトリア・カナル。コールドプレイのクリス・マーティンによって見いだされ、2024年のグラストンベリー・フェスティヴァルでコールドプレイがヘッドラインを務めた際にはピアノとヴォーカルでステージに参加した彼女が期待のデビュー・アルバムをリリースする。
10代の頃からソングライティングを行ってきたという彼女。この10年間、深く内省的なソングライターとしてその名を轟かせていた。美の基準への挑戦から、メンタルヘルスに関する勇敢な考察、新たなつながりのスリルに関する日記的告白まで、彼女の技巧に対する大胆不敵なアプローチは、彼女の淡々とした正直な歌詞に自分を重ね合わせる熱烈なファンの指示を集めてきた。その才能は2023年にIvor Novello Rising Star賞を受賞し、2024年には映画的大作「Black Swan」で最優秀音楽・作詞賞を受賞したことで証明されたと言えるだろう。
スペイン人とアメリカ人の両親の間にミュンヘンで生まれたヴィクトリアは、主にマドリードで育ったが、医療技術に携わる父親の仕事の関係で、一家は世界中を転々とした。10代半ばになる前に、上海や東京、ドバイといった都市で過ごした彼女は常に新しい文化に触れながら成長し、それがクリエイティヴな面に大きな影響を与えてきた。またクラシック・ピアノの教師である母方の祖母が彼女にレッスンを受けされるように強く両親に勧め、ヴィクトリアは12歳頃までクラシック・ピアノとオペラの訓練を受けた後、ジャズを学び始め、やがて自分の曲作りを探求するようになったという。やがてDIYソングを録音するようになった学生時代の彼女はドバイの音楽教師のその可能性を見出され、業界の基礎を教わり、またその過程でコールドプレイの音楽にも出会ったという。同時に彼女は、クイーンやレッド・ホット・チリ・ペッパーズからボン・イヴェールやリアン・ラ・ハヴァスまで、幅広いジャンルに影響を受けまがら自身の腕を磨いていった。(1/2)
発売・販売元 提供資料(2024/11/22)
そんな彼女の運命が変わったのは2018年を過ぎた頃。エイプリルフールに『ローリング・ストーン』誌の表紙になりすました投稿をしたときだった。その投稿がコールドプレイのクリス・マーティンの目に留まり、彼女の魅力的なヴォーカルに感銘を受けたマーティンは、2021年にコールドプレイのレーベル、パーロフォン・レコードと契約を結ぶ手助けをしたのだった。その後の数年間で、キャナルは技巧に磨きをかけ、インディー・ポップ・シーンで存在感を放つようになった彼女は、その後3年間を掛けて本作のアルバムに収録されている楽曲を制作し、ロンドンとロサンゼルスでレコーディングを行った。
太陽の光を浴びたインディー・ポップである「June Baby」やキューバ風の「California Sober」、瞑想的なインストゥルメンタル・ナンバー「Totally Fucking Fine」、そして絶望感漂う映像的な「Cake」など、アルバムに収録されている12曲には、ヴィクトリアの幅広い音楽性とその瞬間の感情を捉えるソングライティングの力が存分に発揮されている。
赤裸々に自身の感情を綴りながら、色鮮やかな世界を創り出しているヴィクトリア・カナル。彼女にとって音楽的にも個人的にも発見の旅だったというデビュー・アルバム『SLOWLY, IT DAWNS』を通して彼女は聴くものに、若い頃からずっと探し続けてきた自分の声を届けるのだ。(2/2)
発売・販売元 提供資料(2024/11/22)