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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2024年12月10日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 現代書館 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784768410233 |
| ページ数 | 216 |
| 判型 | 46 |
構成数 : 1枚
序章 日本近代のハイブリディティ
第1章 「家族」という劇場
第2章 言葉とジェンダー構造
第3章 男性性と「金」
第4章 お延「愛」
第5章 七つの三角形
終章 明暗の家族ゲーム
いま! の問題意識で名著を読み直すシリーズの23 巻目は、夏目漱石晩年の作品『明暗』を取り上げる。
テーマは「家族」。漱石は、急速に変化していく社会と、それに急かされていく私的領域との軋轢が最も顕著に表れる「家族」には常に注意を注ぎ続け、『坊ちゃん』『それから』『こころ』などの代表作で常に触れてきた。その流れの最後の作品である『明暗』。漱石研究を専門に置きつつ、フェミニズム、結婚、家庭などへの論評、著作を多く執筆している飯田祐子氏が、変質していく「家族のありかた」を、明治期の漱石の視点をベースに置きながら考察。「家族を作り、維持していく」ことの複雑さ、難しさ、そこで生じる問題点は時代を超える。

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