ビートルズのアップル・レコードの第1号アーティストしてデビューし、ポール・マッカートニーがプロデュースしたシングル「Those Were the Days」(邦題:悲しき天使)等で日本でも60年代から今日に至るまで人気の高いウェールズ出身の英国の女性シンガー、メリー・ホプキン。待望の2024年新作アルバムが自主盤CDでリリース!
「このアルバムは、音楽の落書きのシリーズなの」とメアリーは説明する。「なんの計画もなく、ただその瞬間に思いついたことをランダムに書き加えただけ。歌詞もないし、特定の形もない・・・ただ、ほとんど即興のメロディとリズムが何層にも重なっているだけなの」。
コーラス、オーケストラ、ラテン・グルーヴ、心に響くピアノ、フォーキーなアコースティック・ギターによる18曲はすべてメアリー自身が作曲し演奏しています。ヴォーカルもメリーの多重録音に、娘のジェシカ(1曲を共作)、息子のモーガン、ジェシカのパートナーであるクリスチャンによるコーラスが加わっています。
「ルールや規則に縛られた世界では新しいことを試したり、探検したり、実験したり、予期せぬことに喜びを見出したり・・・自分のやり方から抜け出して、単純に楽しむことで、子供に戻れるような自分のための時間と空間を見つけることが大切なの」。ジャケット・アートはメリー自身によるもの。
発売・販売元 提供資料(2024/11/28)
かつて清廉な歌声で世界中のリスナーを魅了した〈アップルの歌姫〉の活動がこのところやけに活発だ。これは全編彼女のスキャットで構成された自由なサウンド・スケッチといった趣の新作で、ボサノヴァやカリビアン・ビートなど多彩な曲調に挑戦した意欲的な姿勢も頼もしい。何より相変わらず妖精感の強い声の響きが心地良くて、無条件にまどろんでしまう。
bounce (C)桑原シロー
タワーレコード(vol.494(2025年1月25日発行号)掲載)