25年以上にわたってアンダーグラウンド・ヒップホップ界にその名を刻んできたミネアポリスのヒップ・ホップ・グループ、アトモスフィア。彼らが2016年にリリースしたアルバム。
ラッパーのSlugとプロデューサーのAntによるデュオ、Atmosphereのは、25年以上にわたってアンダーグラウンド・ヒップホップ界にその名を刻んできた。ミネアポリスで頭角を現した彼らのデビュー・アルバム『Overcast!』は、は1997年にリリースされた。一連のヴィニェットのように、絶え間ないツアー・スケジュールと組み合わされて発表されたこの作品を足がかりに、彼らはアメリカ中西部の音楽シーンに定着していった。彼らのソングライティングが、独創的な三人称の物語から、内省的な一人称の告発へと進化するのにそう時間はかからなかった。2000年代初頭、Slugはインタビューで冗談めかして「エモ・ラップ」というフレーズを発したが、彼らや他のアーティストを表現するために、プレスはこのジャンルのタグとして、その言葉を使い始めた。デビュー以来数十年間、Atmosphereは厳格なアウトプットを続け、20数枚のスタジオ・アルバム、EP、コラボレーションのサイド・プロジェクトをリリースしてきた。このリスペクトされるデュオは、正直さ、謙虚さ、脆弱さを音楽の前面に押し出すことでレガシーを築いてきたのだ。
発売・販売元 提供資料(2024/11/19)
25年以上にわたってアンダーグラウンド・ヒップホップ界にその名を刻んできたミネアポリスのヒップ・ホップ・グループ、アトモスフィア。彼らが2016年にリリースしたアルバム。 (C)RS
JMD(2024/11/19)
ミネアポリスの老舗レーベル、ライムセイヤーズを率いてコンスタントに作品をリリースしているラップ・ユニットの約2年ぶりの新作。ファニーなトラックのキャッチーな先行曲"Ringo"が印象的だったが、アルバムでは"Pure Evil"や"Seismic Waves"といった途絶えることない警察の横暴行為について言及する箇所もあり。タイトルにちなみ、ひたすら釣りをする姿を映した全曲クリップの公開も話題に。
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タワーレコード(vol.396(2016年10月25日発行号)掲載)