アメリカの伝説的シンガー・ソングライター、ウィル・オールダムことボニー・プリンス・ビリー。名うてのエンジニア、デヴィッド・ファーガソン(ジョニー・キャッシュ)と共に作り上げたニュー・アルバム『ザ・パープル・バード』、リリース。
ミュージシャン、Will Oldhamのペルソナ/ステージ・ネーム、Bonnie "Prince" Billyは、『The Purple Bird』というタイトルのニュー・アルバムを2025年1月にリリースする。プロデューサーのDavid "Ferg" FergusonとAリストのセッション・ミュージシャンのアンサンブルと共にナッシュヴィルで制作された当作は、主にFergのキッチンのテーブルを囲んで書かれた曲のコレクションで構成され、「正しいナッシュヴィルのレコード」と呼べるだろう。二人は長年にわたって数多くのプロジェクトで一緒に仕事をしてきたが、『The Purple Bird』(このアルバム・タイトルはFergが小学2年生のときに描いた絵に由来する)ほど深く関わったものはない。実際、Fergは12曲中7曲で共同作曲者としてクレジットされている。エニグマティックなBonnie "Prince" Billyにとって、「正しいナッシュヴィルのレコード」とは何を意味するのだろうか?それは人それぞれかもしれない。ただ、セッションの開始時、「カントリーのレコードは作りたくない」とFergはOldhamに言った。そして実際、OldhamとFergのペアは、彼らのコラボレーターたちとともに、Bonnie "Prince" Billyのカタログに見事な作品を残し、新たなピークを迎えたのだ。
発売・販売元 提供資料(2024/11/19)
アメリカの伝説的シンガー・ソングライター、ウィル・オールダムことボニー・プリンス・ビリー。名うてのエンジニア、デヴィッド・ファーガソン(ジョニー・キャッシュ)と共に作り上げたニュー・アルバム『ザ・パープル・バード』、リリース。 (C)RS
JMD(2024/11/19)
ダン・オーバック(ブラック・キーズ)に繋がるデヴィッド・ファーガソンら計3人のプロデューサーを迎え、ナッシュヴィルの手練れたちと作った30作目。これまでのローファイというイメージを覆すウェルメイドな作風と力強い歌声にちょっとびっくり。曲によってはケイジャン、アイリッシュ、ブルーグラスのエッセンスも香る。ザ・バンドを思わせる瞬間もあり。
bounce (C)山口智男
タワーレコード(vol.495(2025年2月25日発行号)掲載)