Lampの榊原香保里がボーカルを務めるユニットの傑作アルバムが待望のアナログ化!
パーカッショニスト、コンポーザーとして活躍する尾方伯郎がLampの榊原香保里をボーカルにフィーチャーしたポップスプロジェクト・Minuanoによる、2010年リリースのセカンド・アルバムが遂にアナログ化。
ブラジル・ミュージックのエッセンスを取り入れポップスに昇華したサウンドと、榊原香保里の柔らかく透明感のある歌声がリスナーの心を引きつける本作。アルバムの世界観を象徴するような、穏やかでヴィヴィッドな演奏が印象的なA1「宵街」からその魅力を存分に味わうことができる。レゲエのリズムとポップなメロディが見事に調和した「ペーパームーン」、複雑なコードワークが独特の浮遊感を感じさせる表題曲「ある春の恋人」など、近年SNSで再注目されている楽曲も収録されている。新緑の季節を彷彿とさせるような瑞々しくもどこか切ない楽曲が郷愁を誘う、全音楽ファン必聴の名盤。
発売・販売元 提供資料(2024/11/15)
多くのサポート仕事をこなすパーカッショニストにしてNujabes監修のコンピなどにも名を連ねるトラックメイカー、尾方伯郎がLambの榊原香保里をシンガーとしてフィーチャーしたユニットの2作目。ボサノヴァ、シティー・ポップ、ソフト・ロックを基盤としたジェントルな楽曲はラウンジ・ムード満載だが、コード感が個性的なメロディーとたおやかな歌声には、耳を素通りさせない存在感がある。キリンジ好きにもオススメ。
bounce (C)土田真弓
タワーレコード(vol.320(2010年4月25日発行号)掲載)