Resurrection

『レザレクション/復活』(1980年 アメリカ映画 / 監督 ダニエル・ペトリ / 音楽 モーリス・ジャール / 出演 エレン・バースティン、サム・シェパード)

Intradaは、モーリス・ジャールの最もリクエストの多かったスコアのひとつ、Universal Picturesの超自然ドラマ『レザレクション/復活』(1980年)の初リリースを発表。
スコアは、フルオーケストラのために作曲された、純粋なジャールの伝統に則ったもの。
しかし、ジャールのアメリカ南部への親近感は、いくつかの点でも表れている。
楽器 (banjo, steel guitar, dulcimer and especially harmonica are all on display)。
ピクニックのシーンのブルーグラス・ナンバーのような原曲の音楽、そしてアンダースコア、これらはすべて主人公を彼女の田舎のルーツに再び結びつけるためのものだ。
ジャールはスコアのほとんどを4つの異なるメロディーから発展させており、ライナーノーツ・ライターのJohn Takisはそのすべてをアルバムのプログラムノーツで分析している。
リスナーは、これまで聴いたことのない音楽の豊富さに驚くだろう。
タキスが書いているように、「『レザレクション/復活』のスコアのテーマ性の豊かさと感情的な重厚さは、映画を何度も見たリスナーでさえ、ジャールが作曲し録音したもののほんの一部を体験したに過ぎないだろう。
彼の音楽の多くは映画では使われなかったし、他のキューは短くされたり、意図された位置から移動させられたりした。」
このリリースは、ユニバーサルに完璧な状態で保管されていたオリジナルの24トラック・セッションのミックスも担当したChris Maloneによってプロデュース、マスタリングされた。映画公開から約44年、ジャールの壮大なスコアのこの長い間待たれていたリリースは、これ以上のサウンドはないだろう。
ダニエル・ペトリ監督によるこのドラマ映画は、エレン・バースティンが、臨死体験の後に深い精神的変容を遂げる女性Edna McCauleyを演じる。
交通事故に遭ったEdnaは、自分が他人を癒す能力を持っていることを知る。
困っている人々を助けながら、彼女は懐疑論、個人的な葛藤、道徳的なジレンマに直面し、最終的に自分の力の本当の意味と世界における自分の居場所を理解しようとする。
この映画は、信仰、癒し、物理的領域と精神的領域の交差というテーマを探求している。