構成数 : 1
◆新連載
伊東潤 「平清盛 日輪沈まず」
時は平安末期――。伊勢平氏の棟梁・忠盛は瀬戸内海の海賊退治で大功を挙げ、内昇殿を許される。一方、忠盛の嫡男・清盛は公家が支配する世に疑問を抱いていた。新たな政の仕組みを構築すべく、清盛は父・忠盛とともに日宗貿易に力を入れていく。武士の世を目指す改革者・清盛の真実に迫る歴史大河巨篇第1回。
木下昌輝 「我、室町の王なり」
京を奪われるなど、南朝との抗争に幕府勢力は劣勢を強いられていた。二代将軍・足利義詮は、今わの際に細川頼之を管領とし、嫡男・春王(後の義満)の後見役を命じるが……。三代将軍・義満がいかにして幕府権力を確立し、"室町の王"たり得たのか、その核心に迫る長篇歴史小説第1回。
◆特別版「たのしい知識」
高橋源一郎 「俊太郎さんは柩の中で眠っていた」
連載「ぼくたちはどう老いるか」で耕治人の最後の小説について書いていたら、突然の訃報。詩人の伊藤比呂美さんと、柩に眠る谷川俊太郎さんの横で、30分のお別れをする。谷川さんに初めて出会った30代のころ、金子光晴の詩が二人とも好きだった。最高の詩人・俊太郎さんの名詩にふれて追悼する。
◆対談
朝比奈秋×角田光代 「小説を書き続けるために」
『サンショウウオの四十九日』で芥川賞を受賞した朝比奈秋さん。デビューのきっかけとなった林芙美子文学賞の選考委員でもある角田光代さんとの初めての対談です。執筆方法の違いから小説との向き合い方、そして気分転換について。これからも「小説を書き続けるため」に何が必要か。その技術と秘訣について語り合いました。
◆時代小説競作<隅田川>
蝉谷めぐ実 「梅若丸よ、」
木挽町の芯を成す芝居小屋・森田座では、能の『隅田川』を基とする新作をかけることになる。座付き作者である応伝は芝居の最後に、亡くなった子・梅若丸の幽霊を出すか出すまいか悩み、一座の仲間たちと喧々囂々の議論をするのだが――。
高瀬乃一 「二月の蛍」
3年前、亭主の寛治郎が行方知れずに。女房のお梶は、大川の堤のもっこ運びで日銭を稼ぎながら、息子の倫太郎を育ててきた。九つになる息子の成長だけを楽しみに生きてきた彼女のもとに、ある知らせが届く。切ない母の思いに、大川端の春の風景が美しく呼応する。
◆創作
芝夏子 「わたしは社会」
子どもが好きというわけでもなく教育や子育てにも興味もない如月は、たまたま求人を見かけ、放課後児童クラブで働きだす。「せんせい」と呼ばれることに違和感を持ちながらも、子どもとの距離感を模索する。第6回林芙美子文学賞で佳作を受賞した著者による意欲作。
◆連作完結
志川節子 「七ツ下がりの女たち」
水からくりの女芸人のおはつ・38歳は、手拭いの型紙彫り職人のおもん・42歳と知り合う。性格も見た目も正反対だが共に芸の世界に生き、女一人で娘を育て上げた共通点を持つ二人は瞬く間に仲を深めていくが……時代小説の名手が、人生の七ツ下がりを迎えた女たちの友情を描く連作短編が完結。
◆短期集中連載
水上文 「客体から主体へ――変革の現代日本クィア文学」
近年、未だかつてないほどに、クィアな部分を含んだ新たな文学作品が次々に生み出されている。「クィアな日本文学」なるものを、ひとつのシーンとして考え得る可能性がいま初めて訪れているのではないだろうか。この時代状況を受け止めるための本格的文芸評論。
◆評論
あわいゆき 「かつて見捨ててしまった死神と、再び向き合うために――田中慎弥『死神』論」
本誌で連載をしていた田中慎弥さんの最新刊『死神』が11月7日に発売となりました。中学生の「自殺」を描いたデビュー作「冷たい水の羊」から本作品に至るまでの軌跡を、新進の書評家・あわいゆきさんが精緻に分析をする作品論です。
| フォーマット | ムック |
| 発売日 | 2024年12月17日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 朝日新聞出版 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784022725691 |
| ページ数 | 476 |
| 判型 | A5 |

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