構成数 : 1
1 科学と倫理学の歴史
善のイデア
ニコマコス倫理学・~・
善悪二元論
デカルトの倫理学
人間本性論
社会的効用
神の見えざる手
カントの倫理学
近代国家と倫理
古典功利主義
絶対的な善は存在するか
ラッセル=アインシュタイン宣言
責任の倫理
社会的正義
Column 1 嘘は取り締まるべきだが,
表現の自由はどう守るか?
2 生命科学と倫理の交差点
バイオエシックスと科学の交差点
生命医学倫理の四原則
カズイストリー
生命倫理と倫理理論
二重結果の原則
生殖の倫理
プロクリエイティブ・ベネフィセンス
動物実験の倫理
アニマル・ヒューマン・キメラの倫理
クローン技術の倫理的問題と法規制
死者のデジタル化
エンハンスメントと公平性
脳スキャン技術とプライバシー
エンハンスメント
モラルエンハンスメント・~・
与えられた才能に対する冒涜
寿命の延伸・~・
Column 2 監視社会とリモートワークの倫理
3 公衆衛生・自然環境と倫理の交差点
予防の倫理
トリアージ
公平と平等
公衆衛生の倫理
環境倫理
絶滅種復活
ジオエンジニアリング
心理実験の倫理
サイバーブリイング
Column 3 AIが判断して攻撃する
完全自律型兵器の倫理
4 人工知能(AI)と倫理の交差点
AIの倫理
AIと自動運転技術・~・
生成AIと著作権・~・
生成AIは本当に仕事を奪うのか?
生成AIと環境問題
生成AIと地政学リスク
科学と倫理の関係
Column 4 AIが判断する
データやアルゴリズムの倫理
倫理という言葉は,英語で「ethics(エシックス)」と言います。この言葉は,ギリシャ語の「習慣」をあらわす「エトス」または「エートス」に由来しています。古代ギリシャの哲学者アリストテレスは,人間は本来,幸福(善)を追求して生きるものだと想定していました。
人間は自らの幸福を追求するために社会を発展させ,科学技術を進化させてきました。しかし,その結果が本当に人間に幸福をもたらすのかどうか疑問が生じるようになっています。たとえば,核兵器の発明は人類の滅亡をまねく可能性があり,人工知能(AI)の登場は,自ら考えて行動する完全自立型兵器として紛争に利用されています。また,クローン技術やゲノム編集技術は,人間が自らの意思でほかの人間を創り出したり,改変したりすることを可能にしています。
20世紀初頭には,人類の幸福を追求する科学と倫理は交差しないと考えられていました。しかし,現在では科学と倫理が互いに交わり,影響し合う「交差の時代」に突入しています。その科学技術は本当に人類に幸福をもたらすものなのか? または,自分以外の他者(動植物,未来の世代を含む)に不幸をもたらすものなのか? そもそも倫理的にその科学技術を用いていいのか? など,人間に幸福だけでなく,不幸をももたらす可能性のある科学技術に対して,改めて倫理を考え,私たちが行動するべき道を選択する必要があるのです。本書を読めば,何が正しくて何が悪いのかを合理的に考えることができるようになるでしょう。
| フォーマット | ムック |
| 発売日 | 2024年12月03日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | ニュートンプレス |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784315528756 |
| ページ数 | 144 |
| 判型 | A4変形 |

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