コンテンポラリー・"ミュージック"としてのノイズを、ポスト・デジタル以降の感性とハードコア・パンク/ヒップホップの実地的バックグラウンドを踏まえて具現化してきたUNCIVILIZED GIRLS MEMORY(Yuki TAMANO + dotphob)。トラディショナルな日本的テーブルコアの急進的リコンストラクショニストと目されながらも、多角的な活動領域によってスカム・カルチャーの洗練を底上げする存在となったWolf Creek(Ryota Ogasawaraaka HAIZAI AUDIO + Shota Izawa)。両者による充実のスプリット作品が、ノイズ・ミュージック聴取の歴史におけるベーシック・フォーマット、コンパクトディスク・エディションとなって再臨。 (C)RS
JMD(2024/11/07)
「Siren for Charlotte」からリリースされたUNCIVILIZED GIRLS MEMORYとWolf Creekのスプリット・アルバムに、John Wiese、DJ Speedsickによるリミックスを追加収録してCD化。moreruより夢咲みちる、ENDONより那倉太一と宮部幸宜がゲスト参加。
コンテンポラリー・"ミュージック"としてのノイズを、ポスト・デジタル以降の感性とハードコア・パンク/ヒップホップの実地的バックグラウンドを踏まえて具現化してきたUNCIVILIZED GIRLS MEMORY(Yuki TAMANO + dotphob)。トラディショナルな日本的テーブルコアの急進的リコンストラクショニストと目されながらも、多角的な活動領域によってスカム・カルチャーの洗練を底上げする存在となったWolf Creek(Ryota Ogasawara aka HAIZAI AUDIO + Shota Izawa)。両者による充実のスプリット作品が、ノイズ・ミュージック聴取の歴史におけるベーシック・フォーマット、コンパクトディスク・エディションとなって再臨。
本作は、2024年6月に黒田依直 aka aro(Sleep like a pillow) + 門脇綱生 aka 猫街まろん(Sad Disco)が主宰するレーベル「Siren for Charlotte」からリリースされた作品のフィジカル化。夢咲みちる(moreru)をフィーチャーした UNCIVILIZED GIRLS MEMORY「私にFVCKを与えないでください」、那倉太一(ENDON, JUSTICE, LETTERS | TOKYODIONYSOS) + 宮部幸宜(AKBK, ENDON, PRAYMATE, TRIADOF13TH)が参加したWolf Creek「Death of Dominions」を含む本編4曲に、00年代USハーシュ・ノイズとそのムーヴメントの象徴・John Wiese(SISSY SPACEK | Helicopter | Hesse Press)によるUNCIVILIZED GIRLS MEMORY「A Bouquet of Hate」のリミックスと、「BANK Records NYC」「Psychic Liberation」等からの作品発表やButtechno、CANDYらとのコラボレーションでも知られるDJ Speedsick(Snake Eyes & Sevens | Spahn Dirge)が手掛けたWolf Creek「Alpha Comae Berenices」のリミックス2ヴァージョンを追加収録。CDフォーマットに合わせ、HOSE、かえる目、豊田道倫 & His Band!などの一員としてのみならず、ソロのインプロヴァイザーとしてDavid Grubbs、Hair Stylistics、Keith Rowe、Mattinらと共演してきた宇波拓(hibari music)がマスタリングしています。イラストレーター・金中高貴が描き下ろしたオリジナルのアートワークを気鋭デザイナー・デュオ「XOSM」が大胆なアレンジメントで落とし込んだパッケージは、ルミナス/リフレクション・インクで1点1点シルクスクリーン・プリントされた特殊仕様。リソグラフ印刷のインサートには金中のイラスト全景がデザイニングされ、大判ならではの鑑賞が可能です。
UNCIVILIZED GIRLS MEMORY / Wolf Creek双方の志向にとどまらず、ノイズ・ミュージックを最もストリートの産物たらしめた時代の息吹、パワー・エレクトロニクス/リズミック・ノイズとレイヴ・カルチャーの必然的な論理和、シューゲイズ以降を掲げた「Siren for Charlotte」リリース時のコンセプトが、アブストラクトであるが故に強度の高い"ノイズ"という単語を軸にシームレスな状態を保ち、拡張性の高い内容となっています。CD収録限界寸前の70分強に及ぶヴォリュームながら、全過程でブチあがれること必至の大作です!
発売・販売元 提供資料(2024/11/05)