Jozef Skrzek(b/key/vo)、Apostolis Anthimos(g)、Jerzy Piotrowski(drs/perc)により'71年結成、解散/活動停止を挟みつつ現在も活動を続けるポーランドのプログレッシヴ・ロックシーンを代表する名バンド、'76年に制作されたBohdan Moscicki監督の教育映画「Olowica」のサウンドトラック用として録音され、その後'05年にMetal Mind Productionsから発売されたコンピレーション・ボックス『LOST TAPES VOL.1』に収録された事でようやく陽の目を見たスタジオ・セッション音源がポーランド:GAD Recordsより初の単体リリース!
この教育映画「Olowica」は'鉛中毒'を意味するタイトルの通り、鉛を用いる産業活動の映像を通じて鉛が人体に及ぼす有害性について描写した作品となっており、そういった由々しいテーマを音楽として表現した本作は、SBBの長い歴史の中でも最も前衛的かつ抽象的な録音の一つといえる、アヴァンギャルドな内容に。不協和音を鳴らすモーグ・シンセやエフェクトにより歪みに歪められたギターによる断片的なフレーズ、そして地底を蠢くかの如きドラミングが無秩序の中で交錯してゆく、重たい緊張感に満ちたミュジーク・コンクレート風の描写音楽は圧巻の一言。Niemenのバックバンド期や初期作『SBB』『NOWY HORYZONT』でも垣間見られた、SBBの隠し持つ前衛/実験性が最も表出した異色作!!
マスターは映画スタジオのアーカイブに残されていたオリジナルテープを基にした新規リマスタリング音源を使用。
発売・販売元 提供資料(2024/11/12)