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がん看護(改訂第2版) 様々な発達段階・治療経過にあるがん患者を支える

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フォーマット 書籍
発売日 2025年01月17日
国内/輸入 国内
出版社南江堂
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784524210725
ページ数 364
判型 B5

構成数 : 1枚

第I章 がん看護とは
A.「がん看護」を学ぶとは
B.がん患者が抱える苦痛
C.がんの臨床経過と治療
D.がん看護における看護師の役割
E.科学的根拠に基づくがん看護実践

第II章 がんおよびがん医療の理解
1 がんの疫学とがん対策
A.がんの疫学
B.がん対策
2 がんの病態と集学的治療
A.がんの病態
B.がん予防・がん検診
C.治療の視点からみたがんの経過
D.がんの診断と集学的治療
E.がんゲノム医療
F.がん免疫と免疫療法
G.オンコロジックエマージェンシー
H.サイコオンコロジー
I.がんのリハビリテーション診療
J.補完代替医療
3 がん医療における専門職連携
A.専門職連携とは
B.チーム医療をめぐる社会の動向
C.がん医療におけるチーム医療の必要性
D.がん医療における専門職
E.専門職連携の方法
F.専門職連携における看護師の役割
4 がん医療における倫理
A.がん医療における倫理的課題
B.看護師の役割

第III章 がんになった人とその家族の理解および看護
1 がんの臨床経過におけるがん患者の特徴と援助
A.診断期にあるがん患者の特徴と援助のポイント
B.治療期にあるがん患者の特徴と援助のポイント
C.再発・転移がんの診断・治療期にあるがん患者の特徴と援助のポイント
D.エンド・オブ・ライフ期にあるがん患者の特徴と援助のポイント
2 発達段階におけるがん患者の特徴と援助
A.小児期発症のがん患者の特徴と援助のポイント
B.AYA世代のがん患者の特徴と援助のポイント
C.成人期のがん患者の特徴と援助のポイント
D.老年期のがん患者の特徴と援助のポイント
3 がんサバイバーシップとソーシャルサポート
A.がんサバイバーシップとは
B.がんサバイバーの特徴
C.がんサバイバー・がん患者を支えるソーシャルサポート
4 がん患者の家族の特徴と支援
A.患者と家族を取り巻く課題
B.家族を支えるケア

第IV章 がん患者に対する治療
1 手術療法
A.手術療法の目的と種類
B.手術療法の流れ
C.術後合併症予防と対策
D.治療の効果判定と経過観察
E.晩期合併症
F.手術療法後の再発
2 薬物療法
A.薬物療法の目的と種類
B.薬物療法の流れあるいは治療方針の決定
C.治療レジメン
D.副作用(有害反応)の管理・対策
E.治療の効果判定・副作用の評価
F.晩期合併症(晩期障害)
G.薬物療法後の再発
3 放射線療法
A.放射線療法の目的と種類
B.治療方針の決定
C.治療計画
D.放射線療法の実際
E.治療中の有害事象の管理・対策
F.治療の効果判定と経過観察
G.晩期有害事象
H.放射線療法後の再発と再照射
4 造血幹細胞移植
A.造血幹細胞移植の目的と種類
B.造血幹細胞移植の決定
C.造血幹細胞移植前の準備,移植の実際
D.合併症の管理
E.移植後の再発
5 免疫療法
A.免疫療法の種類
B.免疫チェックポイント阻害薬の治療方針の決定
C.治療計画
D.治療の実際

第V章 がん治療を受ける患者の看護
1 手術療法を受ける患者の看護
A.手術療法前(術前期)の援助
B.手術療法後(術後期)の援助
2 がん薬物療法を受ける患者の看護
A.がん薬物療法前の援助
B.がん薬物療法中の援助
C.曝露対策
D.がん薬物療法(終了)後の援助
3 内分泌療法を受ける患者の看護
A.内分泌療法前の援助
B.内分泌療法中の援助
C.内分泌療法後の援助
4 放射線療法を受ける患者の看護
A.放射線療法前の援助―治療計画CT撮影と治療開始に向けた援助
B.放射線療法中の援助
C.放射線療法(終了)後の援助
D.放射線防護対策
5 造血幹細胞移植を受ける患者の看護
A.造血幹細胞移植前の援助―移植に向けての準備
B.造血幹細胞移植中から退院までの援助
C.退院後の外来での長期フォローアップ
6 免疫療法を受ける患者の看護
A.免疫療法前の援助
B.免疫療法中の援助
C.免疫療法後の援助

第VI章 緩和ケア
1 緩和ケアとは
A.緩和ケアの定義
B.専門性からみた緩和ケアの分類
C.緩和ケアを受ける対象の全人的な理解
D.緩和ケアにおけるチームアプローチ
2 症状マネジメントとは
A.症状マネジメントの概念
3 各症状のマネジメント
A.がん疼痛
B.倦怠感
C.悪液質
D....

  1. 1.[書籍]

看護基礎教育向けに「がん看護」についてまとめた好評テキストの改訂版.がん患者の発達段階別の対象理解,実践の場に応じた看護に重点を置いて学べるよう構成.多様な発達段階・臨床経過の事例を取り上げ,情報関連図で患者の情報を整理し,看護問題を挙げ,看護の考え方と実践例を示す章を設けた.今改訂では,最新情報に基づくアップデートのほか,近年の災害発生状況を踏まえて災害発生時におけるがん患者への支援の項目を追加した.

【はじめに(序文)】 *抜粋・改編
『看護学テキストNiCE がん看護―様々な発達段階・治療経過にあるがん患者を支える―』の初版の刊行後もがん治療は日進月歩の勢いで進展しています.そして,2020 年に感染が拡大した新型コロナウイルス感染症や,地震,台風,豪雨などの自然災害は,がん患者の治療や療養生活,死の迎え方に大きな影響をもたらし,有事への備えが課題となってきました.また,2023 年3 月には第4 期がん対策推進基本計画が閣議決定され,「誰一人取り残さないがん対策を推進し,全ての国民とがんの克服を目指す」という目標に向かって新たな計画への取り組みが始まりました.さらに,この計画を推進するための必要事項の1 つとして,感染症発生・蔓延時や災害時を見据えた対策が入っています.このように,がん患者や家族が安全な環境で安心して,病棟や外来でがん治療を受けながら療養生活を送る,また平穏な死を迎えられるように,平常時の看護のみならず緊急時や災害時の看護の充実も重要となっています.

そこで,今回の改訂では,最新のがん統計やがん対策,各種診療ガイドラインの内容を反映したうえで,症状マネジメントでは抗がん薬治療を受ける患者にとって苦痛の上位にあげられている「末梢神経障害」の項目を新設しました.また,昨今ではオンコロジックエマージェンシーを発症したがん患者の外来受診も多く,救急処置を要するがん患者への 対応として「救急外来での看護」の項目,自然災害や感染症を踏まえた「災害時のがん患者への看護」の項目を新設し,わかりやすく丁寧な解説を加えました.

今後ますます発展するがん医療の現場で学習する看護学生の皆様にとって,本書ががん患者や家族の理解に役立ち,がん看護実践の拠り所となることを願っております.そして,本書を授業などで活用される教員や学生の皆様から,忌憚のないご意見をお寄せいただき,より充実したテキストへと進化し続けていけるよう努める所存です.

2024年11月
鈴木 久美
林 直子
佐藤まゆみ

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