Negicco 最新アルバム『What A Wonderful World』待望のアナログ(レコード、カセットテープ)化!
Negicco 最新アルバム『What A Wonderful World』が先行でリリースされたCD・配信に続き、待望のレコード、カセットテープでのリリースが決定しました。
レコード盤のみ収録で、Negicco20周年ライブのために書き下ろされたインスト曲「Interlude」(作曲・編曲 佐藤優介)が。カセットテープのみ収録で、今作のために書き下ろされたインスト曲「Interlude2」(作曲・編曲 connie)がそれぞれ収録される。
※レコード盤は180g重量盤で、ドイツでのカッティング・プレスとなります。
発売・販売元 提供資料(2024/10/28)
落ち着いた歩みを続ける3人組による6年ぶりのフル・アルバム。NONA REEVESの面々や一十三十一、PARKGOLFが関わったシングル曲のほか、オオニシレイジ(Nagakumo)によるアコースティックAOR"眩しくて可愛い!"、阿佐ヶ谷ロマンティクスが手掛けた可憐で繊細な"ポーカーフェイス"、辻林美穂がフォーキーな詩情を描いた"Walk With"といった新曲をたっぷりと収録している。特筆すべきはお馴染みconnieによる楽曲で、結成20年を超えたメンバーやファンの感慨をフィリー・ソウルで表現したような"あなたとNegi With You!"に感涙。上質かつ等身大、そんなポップスが何気なく成立している。
bounce (C)澤田大輔
タワーレコード(vol.489(2024年8月25日発行号)掲載)
もちろん、スローな楽曲ばかりを並べているわけではなく、小気味よいリズムで高速走行するヘッドライナーもあるわけだが、加速も走りも滑らかで安定していて、何よりも耳にやさしい。パシュートのような3人が入れ替わりながらメインをバトンタッチする独特のスタイルを守りながら、シームレスでスムーズな繋ぎと澄んだユニゾン・コーラスを重ねて作られた楽曲の完成度は高い。
アルバムの印象としては、全体的に落ち着いたトーンに包まれていて、彼女たちの等身大の”今”を自然体に紡いでいる。歌詞も旋律もマイルドだし、何といっても無茶や無理をしていないところがいい。ラストのオルゴールのようなリプライズも完璧だ。
KANの『東雲』を想わせるアルバム・ジャケットは、幻想的で神々しい。紫色に霞む雲海の向こうから明るい陽光が射し込もうとしていて、彼女たちの新しい出発を予見しているようにも見える。Negiccoの旅は終わらない。