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天皇問答

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フォーマット 書籍
発売日 2025年01月07日
国内/輸入 国内
出版社河出書房新社
構成数 1
パッケージ仕様 新書
SKU 9784309631813
ページ数 216
判型 新書

構成数 : 1枚

まえがき(奥泉光)

I 天皇制の見方・考え方
天皇制の何が難しいか
フィクショナルな出発点
徳川時代と変わらない
生き神がやってくる
三つの層で考える
「新しい伝統」は誰がつくったのか
「祈る天皇」というイメージ
貞明皇后が立ちはだかる
昭和・平成・令和の宮中祭祀
文明開化は天皇とともに
明治天皇の神格化と一般大衆への浸透
現れる天皇、見えなくなる天皇
神出鬼没の大正天皇
昭和天皇を神格化する演出
主導する中間層
秩父宮と二・二六事件
一般大衆の想像力と空虚な支配構造

II 昭和の戦争と天皇制
江戸時代との断絶と連続
「国家神道」への道
天皇が東京に移るということ
男性化する「玉」
「国民」をどうつくるか
明治憲法が孕んでいた矛盾
日清・日露戦争に勝ったことの意味
世代による感覚の違い
大正天皇という人
封じ込められる「大正流」
君主制の危機と新しいイメージ戦略
天皇崇拝が止まらない
「政治」が消えてしまう
とにかく神器を失ってはならぬ
大衆の熱狂はどこへ行ったのか
最大の疑問
新憲法下での昭和天皇
変わらない国民
なぜ熱狂に火がついたのか
反省しても反省しきれないポイント

III 昭和から平成へ、平成から令和へ
代替わり体験
天皇崇拝の構造
昭和の聖性、平成の聖性
ひざまずく皇太子妃──「平成流」の萌芽
宮中祭祀という使命
天皇が私たちの代わりに死者を悼む
一人一人と相対してきた厚み
国民は「象徴」の意味を考えてこなかった
自衛隊との結びつき
反天皇制の理由
平成と令和の皇室の違い
秋篠宮家の存在感
令和の空気
天皇制は続くのか

あとがき(原武史)

  1. 1.[書籍]

明治・大正・昭和・平成・令和……今こそ問う、この国にとって天皇とは、皇室とは何なのか? しばしば天皇制を扱ってきた小説家と、天皇研究の第一人者が、対話を通じてその本質に迫る。

この国には天皇がいる、皇室がある。
それはいったいどういうことなのか――――?
神格化のはじまり、「大正流」の可能性、昭和の戦争と熱狂、行幸啓の変遷、宮中祭祀の内実、「平成流」の功罪、「象徴」の意味、令和の空気、皇室のこれから……

作品の情報

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著者: 奥泉光原武史

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