ゼロ年代ジャパニーズ・エレクトロニカ・シーンをリードしたausが、2023年リリースした『Everis』に続く新作を発表。ピアノとストリングスによって、よりメロディックに拡張されたイメージ・アルバム! (C)RS
JMD(2024/10/22)
ゼロ年代ジャパニーズ・エレクトロニカ・シーンをリードしたausが、昨年リリースした「Everis」に続く新作を発表。ピアノとストリングスによって、よりメロディックに拡張されたイメージ・アルバム!!
昨年Seb Wildbloodのall my thoughtsよりシングル「Until Then」、15年ぶりの新作アルバムとなった「Everis」を発表し、活動を再開させたausがニューアルバムを発表。元々映像作品のために作っていたというデモを、自身のピアノと高原久実によるヴァイオリンを中心とした室内楽へと再構成。ポスト・クラシカルの持つ優美さ・精緻さと2000年代初期のエレクトロニクスの微細なテクスチャーを融合させ、深く鮮やかなメロディーラインが展開されます。前作「Everis」にあったフィールドレコーディングによるサウンドコラージュから、より明確なコンポジションへと変化した本作は、静かな水面に映る風景のように、柔らかく、しかし確かな印象を残し、かつて国内で作られていたイメージアルバムの本質を呼び起こすよう。アルバムのゲストにはEspersのメンバーとしても知られるMeg Baird、親交深いJulianna Barwickがボーカルとしてフィーチャー。またHenning Schmiedt、Danny Norbury、Glim、横手ありさらが前作から引き続き参加。
発売・販売元 提供資料(2024/10/21)
昨年の『Everis』で活動再開した電子音楽家の新作。メグ・ベアードの語りかけるような歌声とノスタルジックな旋律に感情を揺さぶられる"Dear Companion"や、ループするリフにヴァイオリンやヴォイス・サンプルが交差する"Slim"など、ピアノとストリングスを中心に荘厳で気高い音世界が展開される。琴線に触れるメロディーと繊細で美しい音像が際立つ珠玉の一枚です。
bounce (C)郡司和歌
タワーレコード(vol.492(2024年11月25日発行号)掲載)