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| フォーマット | CDアルバム |
| 発売日 | 2024年12月04日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| レーベル | APOLLO SOUNDS |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | APLS2409 |
| SKU | 4526180713593 |
構成数 : 1枚
合計収録時間 : 00:46:19

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一番ないがしろにされているのが、材料を刻む快楽であって、
しかし一番料理人の個性というか性格が反映されるのは意外と、この刻む作業であって、
どうしても人は、味付けやら盛り付けやらにやたらと着目してしまうけれど、
刻み方こそ命、むしろそんな風にも言えたりもして、
それと同じことが音楽にも言えて、ビートを刻む快楽、というものが確実に、在る。
だけど、料理において材料を刻む作業がフードプロセッサーで機械化されるように、音楽においてもビートを刻む作業が打ち込みによって機械化されていくのが今の風潮である。
ビートなぞは機械に刻ませて、人間は味付けや盛り付けだけに注力すればいい、というそういう風潮が今や盛んである。
しかしながら、ビートの刻み方にこそ音楽人の個性が最もよく出る、と言えはしないだろうか?
人間自身が刻み、機械が味付けする、そんな逆転こそ、今の時代に必要ではないか?
君は、野菜を刻んだり、肉を切り分けたり、魚を捌いたり、にんにくを潰したりするように、ビートを自らの手でとことん刻んでみたくはないのか?
機械によって単調に何の変哲もなくガキの使いのごとく刻むのではなく、所番地を要領よく手際よく区切って細分化していくように、世界を絶妙に小刻みに自分流に刻んでゆく、その痛快さと明敏さ!
本作はビートを刻む快楽、というものをもう一度新鮮に思い出させてくれる、という点で有難い1枚。
人類は2足歩行を獲得したのだが、これは進歩であるとともに呪いでもあって、僕たちは何かを刻んだり、米を研いだり、ご破算に願いましてはと算盤を弾いたり、数珠を爪繰ったり、薪を割ったり、タイプライターを叩いたり、将棋を指したり、字を拾い行(ぎょう)をなぞり頁(ページ)を手繰り、杖を突いたり、草を毟ったり、手心を加えたり、手品を繰り広げたり、手で影絵を作ったり、手振りとともに踊りを踊ったりせずにはいられないのだ。まあでも、猫も毛糸玉を弄んだりはするし、なんなら蛇だって踊らせられるんだけどね……。