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Jazz
CDアルバム
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踊絵 - ODORIE -

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フォーマット CDアルバム
発売日 2024年12月04日
国内/輸入 国内
レーベルAPOLLO SOUNDS
構成数 1
パッケージ仕様 -
規格品番 APLS2409
SKU 4526180713593

構成数 : 1枚
合計収録時間 : 00:46:19

  1. 1.[CDアルバム]
    1. 1.
      Cat Loop
      00:08:10
    2. 2.
      Anthropology (Arranged)
      00:04:25
    3. 3.
      Lazing Around at Home
      00:06:30
    4. 4.
      Lady's Steps
      00:07:35
    5. 5.
      Visible From Afar
      00:03:45
    6. 6.
      Abori Dance
      00:05:30
    7. 7.
      Hyperactive
      00:03:53
    8. 8.
      Three Olives
      00:06:27

作品の情報

メイン
アーティスト: 坪口昌恭TRIO MIII

その他
アーティスト: 坪口昌恭Marty HoloubekMasato Mori

商品の紹介

坪口昌恭(Piano)、マーティ・ホロベック(el.Bass)、守真人(Drums)による、ポップさとマニアックさが共存する希有なバランスのミクスチャー・ジャズ・トリオ、"坪口昌恭TRIO MIII"のスタジオ録音作品『踊絵 <ODORIE>』リリース!ピアノトリオにしてエレキ(バイオリン)ベースの投入が珍しいヒップホップ風味のジャズ作品。坪口はこれまでいくつかのピアノトリオで活動してきたが、純粋な(ポスト・エディティングを施さない)スタジオ録音作品としては本作が初めて。日常の中でこだわりの一品を味わうような贅沢感、写真集を見て、訪れたことのない土地に思いを馳せ、作者の独特な視点を楽しむような感覚を、チルアウト・ビートミュージックとしての快感を交えてお楽しみ頂ける作品。 (C)RS
JMD(2024/10/29)

坪口昌恭(Piano)、マーティ・ホロベック(el.Bass)、守真人(Drums)による、ポップさとマニアックさが共存する希有なバランスのミクスチャー・ジャズ・トリオ、"坪口昌恭TRIO MIII"のスタジオ録音作品『踊絵 <ODORIE>』リリース!

ピアノトリオにしてエレキ(バイオリン)ベースの投入が珍しいヒップホップ風味のジャズ作品。
坪口はこれまでいくつかのピアノトリオで活動してきたが、純粋な(ポスト・エディティングを施さない)スタジオ録音作品としては本作が初めて。日常の中でこだわりの一品を味わうような贅沢感、写真集を見て、訪れたことのない土地に思いを馳せ、作者の独特な視点を楽しむような感覚を、チルアウト・ビートミュージックとしての快感を交えてお楽しみ頂ける作品。
マーティが愛用のバイオリン・ベースを駆使することで、バッキング、ソロ共にハーモニー/メロディセンスがリズミックに冴え渡る。ジャズのスキルを持ち合わせながらポケット感覚に優れ、過不足なくバランス/安定感を極める守真人のドラム。最小限かつ多彩でリズミック、ジャズ言語に童謡が宿ったような歌心をもってモーダルに落とし込む坪口のピアノ。チルアウトなヒップホップ、ドラムンベース、スウィング、アフロ、ファンクのビート感に、モーダルな転調感を伴う楽曲揃い。
発売・販売元 提供資料(2024/10/28)

メンバーズレビュー

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たとえば料理には、刻む快楽、混ぜる快楽、捏ねる快楽、包む快楽、挟(さしはさ)む快楽、塗(まぶ)す快楽、加熱する快楽、味付けする快楽、盛り付けする快楽、取り合わせる快楽、食う快楽、食わせる快楽などがあるわけだけど、
一番ないがしろにされているのが、材料を刻む快楽であって、
しかし一番料理人の個性というか性格が反映されるのは意外と、この刻む作業であって、
どうしても人は、味付けやら盛り付けやらにやたらと着目してしまうけれど、
刻み方こそ命、むしろそんな風にも言えたりもして、
それと同じことが音楽にも言えて、ビートを刻む快楽、というものが確実に、在る。
だけど、料理において材料を刻む作業がフードプロセッサーで機械化されるように、音楽においてもビートを刻む作業が打ち込みによって機械化されていくのが今の風潮である。
ビートなぞは機械に刻ませて、人間は味付けや盛り付けだけに注力すればいい、というそういう風潮が今や盛んである。
しかしながら、ビートの刻み方にこそ音楽人の個性が最もよく出る、と言えはしないだろうか?
人間自身が刻み、機械が味付けする、そんな逆転こそ、今の時代に必要ではないか?
君は、野菜を刻んだり、肉を切り分けたり、魚を捌いたり、にんにくを潰したりするように、ビートを自らの手でとことん刻んでみたくはないのか?
機械によって単調に何の変哲もなくガキの使いのごとく刻むのではなく、所番地を要領よく手際よく区切って細分化していくように、世界を絶妙に小刻みに自分流に刻んでゆく、その痛快さと明敏さ!
本作はビートを刻む快楽、というものをもう一度新鮮に思い出させてくれる、という点で有難い1枚。
人類は2足歩行を獲得したのだが、これは進歩であるとともに呪いでもあって、僕たちは何かを刻んだり、米を研いだり、ご破算に願いましてはと算盤を弾いたり、数珠を爪繰ったり、薪を割ったり、タイプライターを叩いたり、将棋を指したり、字を拾い行(ぎょう)をなぞり頁(ページ)を手繰り、杖を突いたり、草を毟ったり、手心を加えたり、手品を繰り広げたり、手で影絵を作ったり、手振りとともに踊りを踊ったりせずにはいられないのだ。まあでも、猫も毛糸玉を弄んだりはするし、なんなら蛇だって踊らせられるんだけどね……。
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