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アメリカ「小さな政府」のゆくえ トランプ、バイデンに継承されるオバマの決断

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フォーマット 書籍
発売日 2024年11月26日
国内/輸入 国内
出版社勁草書房
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784326505067
ページ数 256
判型 A5

構成数 : 1枚

序 21世紀的アメリカ自由主義と「小さな政府」
1.オバマからトランプ、バイデンへの変化と継承
2.本書の問題意識
3.アメリカ自由主義とjobと映画『夜の大捜査線』
4.「もはや世界の警察官ではない」演説と「優先順位の変更」
5.本書の構成

第1章 アメリカの「小さな政府」の理念と21世紀的状況
1.1 オバマの原点
1.2 20世紀現代史の教訓
1.3 21世紀の構造変化
1.4 「市場の失敗」の克服と未来志向──オバマの自己総括
1.5 アメリカ連邦財政の長期的傾向への位置づけ

第2章 アメリカ型福祉国家の再編成と「世界の警察官」からの撤退──オバマ財政の基本構造から読み解く
2.1 抑制基調と「優先順位の変更」──基本構造の概観(2009-16年度)
2.2 社会保障年金とメディケア──尊厳ある引退のための社会的仕組み
2.3 メディケイド
2.4 純利子と信託基金
2.5 軍縮と対テロ戦争のコスト──軍事支出と退役軍人支出

第2章補論 2011年予算コントロール法:財政規律と「小さな政府」政策

[コラム1 個人所得税と法人所得税の負担構造:2016年]

第3章 「取り残される階層」の生活基盤の確保──オバマ・ケア(医療保障改革)の狙い
3.1 オバマの「小さな政府」的なアメリカ型福祉国家
3.2 無保障者問題
3.3 制度設計の議論
3.4 医療保障の拡充策──2010年ACAの主要規定
3.5 無保障率の低下と保険料の上昇
3.6 高い医療費と再保険制度

第3章補論 アメリカの高い医療費の原因

[コラム2 公設保険市場の保険料税額控除]

[コラム3 カイザー財団による無保障者調査(2016年)]

第4章 軍事力の高度化と再編──対テロ戦争と軍縮
4.1 「世界の警察官」から「リーダーとしての最強国」へ
4.2 ミサイルと対テロ戦争
4.3 アフガニスタン増派の決断
4.4 対テロ戦争の戦費──イラク撤退とアフガニスタン増派
4.5 軍縮と軍事再編
4.6 軍事支出の抑制と構造変化

第4章補論 次期国防長官カーター氏の2013年2月の議会証言

付録 オバマ民主党政権の2016年度主要兵器購入及び技術開発費要求

[コラム4 アフガニスタン作戦の結末と死傷者推計]

終章 20世紀アメリカ財政史との接続の試み

あとがき──19世紀と21世紀のポピュリズム
参考文献
付記
索引

  1. 1.[書籍]

アメリカが構築・維持してきた「小さな政府」のありようは、世界的な構造変化の中でどのように変容していくのか。そのゆくえを探る。

21世紀的な世界状況と経済社会の大きな構造変化のなかで、アメリカが構築・維持してきた「小さな政府」のありようはどのように変容していくのか。オバマ政権の重要な決断を起点に、トランプ、バイデン両政権への連続と変化を見据え、その姿を追究する。

作品の情報

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著者: 渋谷博史

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