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ヒロシマ グローバルな記憶文化の形成

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フォーマット 書籍
発売日 2020年07月16日
国内/輸入 国内
出版社名古屋大学出版会
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784815809942
ページ数 424
判型 A5

構成数 : 1枚

凡 例
日本語版へのはしがき

序 章
ヒロシマと記念の政治
イスラエル並びに西側陣営におけるホロコーストとヒロシマ
異なる知のかたち——戦争による破断、そしてパラダイムとしての体験とトラウマの登場

第1章 平和の閃光
——広島における都市計画・記念・政治 一九四五~五五年
はじめに——原爆を説明する
記念——「原爆が平和をもたらした」
ヒロシマを売り込む(1)——観光産業、資金調達、原爆遺産のはじまり
ヒロシマを売り込む(2)——一九四九年広島平和記念都市建設法
丹下健三と広島平和記念公園の形成
結び——ヤド・ヴァシェム、ヒロシマ、そして一九四〇年代

第2章 近代の不安
——恥と誇りの狭間の生存者たち 一九四五~六〇年
はじめに——感情の反転と生存者の創出
変遷——感情のレジームと生存者たちの反応
選択——広島の生存者と反核運動
原爆乙女と感情包摂の論理
結び——恥と誇りの狭間で

第3章 社会主義者の原爆と平和の原子力
——近代性の展示と平和への闘い 一九五五~六二年
はじめに——不穏な一九五〇年代
反核運動の台頭と没落
冷戦下の近代性——平和記念公園、「原子力平和利用」、広島復興大博覧会
広島城の奇妙な物語——原爆の影のなかの郷愁と観光産業
結び——広島、米国、そして広島史の基軸

第4章 心の傷
——ロバート・リフトン、PTSD、生存者とトラウマの精神医学的再評価
はじめに——精神医学、トラウマ、ヒロシマとその他の生存者
日本の精神医学と原爆
西洋の精神医学と生存者の補償議論
ロバート・リフトンの広島とPTSDの誕生
結び——核の恐怖、生存者、広島の忘れ去られた役割

第5章 広島・アウシュヴィッツ平和行進
はじめに——証言の世紀
世界の虐殺犠牲者の団結——平和行進の出発
広島のアイヒマン——日本人の目から見たホロコースト
シンガポール——「血債」
生存者の国で——イスラエルでの平和行進
死の形見の交換——平和行進、アウシュヴィッツに到着
結び——広島・アウシュヴィッツ委員会の結成と連帯のための動員

第6章 平和の聖地
——暴力、観光産業、平和記念公園の聖地化 一九六三~七五年
はじめに——神聖なるものの利用
平和の聖堂——原爆ドームの保存
自衛隊のパレード、暴徒と化す学生、暴走族
神聖なるもの——原爆資料館のリアリズム論争
結び——ヤド・ヴァシェムとアウシュヴィッツにおける観光産業・暴力・政治

第7章 赤リンゴの皮をむく
——広島・アウシュヴィッツ委員会と広島・アウシュヴィッツ記念館 一九七三~九五年
はじめに——追悼のグローバル化
はじまり——記念館キャンペーンの開始
広島とアウシュヴィッツにおけるローマ・カトリック教会の普遍主義
国際的な文脈——イスラエル、ポーランド、そしてユダヤ人の方向転換
犠牲をめぐる競争とアラブの抗議
アウシュヴィッツ記念館計画の崩壊
結び——アウシュヴィッツ記念館とヒロシマの記憶の戦争

終 章 もうひとつの爆心地(グラウンド・ゼロ)
——ヒロシマ、アウシュヴィッツ、九・一一、それらの間の世界

謝 辞
訳者あとがき

主要参考文献
図版一覧
索 引

  1. 1.[書籍]

原爆とホロコーストの交点へ——。かつて「75年間は草木も生えない」と言われた都市は復興を遂げ、平和記念公園は「穏やかな」聖地と化した。どのようにして? 追悼・記念や観光をめぐる記憶の政治、証言とトラウマ、絡み合う犠牲者言説などに注目し、世界のなかのヒロシマの位置を問い直す挑戦作。

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