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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2020年01月17日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 名古屋大学出版会 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784815809751 |
| ページ数 | 432 |
| 判型 | A5 |
構成数 : 1枚
凡例
序章 「国家総動員」競争の時代
第I部 戦間期アメリカ・イギリスの「国家総動員」準備
第1章 アメリカにおける「国家総動員」準備の展開
1 アメリカの「国家総動員」準備の展開 1920~39年
2 1920年代における「国家総動員」プランナーのねらい
3 軍と産業の協働――陸軍兵器協会の活動
第2章 アメリカが見た日本の「国家総動員」準備
1 「国家総動員」準備の始まり
2 資源局設置と「国家総動員」準備
3 国家総動員法の成立
第3章 イギリスにおける「国家総動員」準備の展開
1 戦間期イギリス軍内部に拡がる次期「総力戦」論
2 戦間期イギリスの「国家総動員」準備 1924~39年
第4章 イギリスが見た日本の「国家総動員」準備
1 日本の国家総動員準備を観察するイギリス
2 イギリスが見た世界の産業動員準備
第II部 日本の「国家総動員」準備
第5章 第一次世界大戦と「国家総動員」の発見
1 軍需工業動員法の成立
2 シヴィリアンたちの国家総動員論
3 1920年代日本陸軍の国家総動員論――永田鉄山と世界的潮流
第6章 資源局の成立
1 松井春生の国家総動員体制構想
2 もの言う実業家たち――資源審議会の意義
第7章 資源局と国家総動員準備の展開
1 国家総動員計画の展開
2 「松井構想」の修正
3 資源局が目指した国家総動員のモデル 1931~37年
第8章 日中全面戦争と国家総動員法への道
1 陸軍はなぜ国家総動員を必要としたのか
2 松井春生と日中戦争
3 国家総動員法への道
終章 「国家総動員」とは何だったのか
注
付録
産業動員計画(アメリカ)
有事権限法(イギリス)
日本の国家総動員に関する諸法令
あとがき
図表一覧
索引
第一次大戦後、大正デモクラシー下の日本において模索された民間主体の国家総動員構想を解明、同時代の英米で展開された政策も初めて精査して、その驚くべき重なりを跡づける。ファシズムや軍部独裁をその必然的帰結とみなす通説を大きく書き換え、近代史理解の新たな地平を拓く。

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