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意識と時間と脳の波 脳はいかに世界とつながるのか

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フォーマット 書籍
発売日 2024年11月19日
国内/輸入 国内
出版社白揚社
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784826902649
ページ数 192
判型 46

構成数 : 1枚

はじめに 心のサーフィンと脳

古代ギリシアの時間――クロノスとカイロス
古典物理学における時間――コンテナ的時間観
現代物理学における時間――構築的時間観
古代中国の教訓――脳の力動から心の力動へ
心的機能――「世界─脳」関係
心的機能は力動的である
本書の構成
人間以外の時間――他の動物、人工知能、心身問題
波としての自己

第1章 脳の時間
はじめに
脳内時間
時間と空間の収斂
能動的な脳と脳内時間
結論

第2章 脳の時間から世界の時間へ
はじめに
脳の時間――スケールフリー性と意識
脳+世界=意識
「世界に閉じ込められる」対「世界から締め出される」
結論

第3章 脳の時間と身体の時間のタンゴ
はじめに
タンゴの時間――脳と身体
脳─身体の時間から意識のコンテンツへ
意識は特別なものなのか?
結論

第4章 自己の時間とその持続
はじめに
脳の内的な時間と自己
内的時間から持続へ
自己――非時間的か、時間的か?
結論

第5章 脳と心における時間の速さ
はじめに
遅すぎるケースと速すぎるケース――うつと躁病
うつにおける自己――自己の増大と極度の遅さ
結論

第6章 人間の時間を超えて
はじめに
動物におけるタイムスケール
人工エージェントにおけるタイムスケール
心身問題から「世界─脳」問題へ
結論

コーダ 神経科学と哲学におけるコペルニクス的転回

  1. 1.[書籍]

意識とは、「世界の波」に乗るためのサーフボードである

意識や自己はいかに生まれるのか――。長年、神経学者や哲学者を悩ませてきた心身問題に、〈時間〉という要素を取り入れることで、新たなアプローチを提唱する。

私が言いたいのは、今や脳と心に関する見方にも、コペルニクス的転回が必要とされているということだ。脳も心も無時間的なものではない。私は本書で、いかに脳が脳内時間を構築し、それによって意識や自己などの心的機能が生じているのかを論じてきた。(本書「コーダ」より)

作品の情報

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訳者: 高橋洋
監修: 虫明元

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