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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2024年10月11日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 明石書店 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784750358383 |
| ページ数 | 392 |
| 判型 | A5 |
構成数 : 1枚
はじめに
序章 ことばによって生きるための公共性[細川英雄]
第I部 ことばの活動と教育のあり方
1章 クリティカルな思考が「自己犠牲」につながるとしたら――公共性-複数性を志向する教室と、アレントの教育論[有田佳代子]
2章 コロナ禍における留学生交流事業の取り組み――「第三の故郷を見つける農家民泊」再開までの軌跡[市嶋典子]
3章 教室の外から大学におけるインクルージョンを考える――ヒューマンライブラリーを通じて自分や他者の「普通」に向き合う対話[中川正臣]
第II部 言語の自由と活動
4章 連句活動における公共性――文芸的公共圏としての座の文学[白石佳和]
5章 英語と私と公共性――批判的応用言語学の視点から[田嶋美砂子]
第III部 公助の視点の意味
6章 差別や偏見の「壁」を越える――ベトナム人留学生による技能実習生支援の実際から[秋田美帆・牛窪隆太・徳田淳子]
7章 移動家族が弱さと信頼の親密圏を育てる――日本で育つ移動家族の子どもの語りから見えるもの[松田真希子]
第IV部 個と社会を超える
8章 日本語教育の鏡に映る「多文化共生」の姿から学ぶこと[福永由佳]
9章 店の「カウンター」が引き寄せるコンヴィヴィアリティと公共性――言説の空間を超えて[尾辻恵美]
第V部 忘れられた存在が「現われ」るとき
10章 公共性から考えるサハリン残留日本人――帰国者支援の変遷と永住帰国者の語りから[佐藤正則・三代純平]
11章 閉じられたスキー宿に公共性の風が吹く[福村真紀子]
第VI部 アレントとハーバーマスから考える
12章 言語教育をことばの活動へと広げる「公共性」――ハンナ・アレントが重んじる複数性、開放性、自由を手がかりに[福村真紀子]
13章 ことばの教育と「公共」の接点を探る――ハーバーマスの公共圏における言語観をもとに[牛窪隆太]
ダイアローグ
ダイアローグ01[有田佳代子/福村真紀子]
ダイアローグ02[市嶋典子/牛窪隆太]
ダイアローグ03[中川正臣/牛窪隆太]
ダイアローグ04[白石佳和/福村真紀子]
ダイアローグ05[田嶋美砂子/牛窪隆太]
ダイアローグ06[秋田美帆/福村真紀子]
ダイアローグ07[松田真希子/牛窪隆太]
ダイアローグ08[福永由佳/牛窪隆太]
ダイアローグ09[尾辻恵美/福村真紀子]
ダイアローグ10[佐藤正則/福村真紀子]
ダイアローグ11[福村真紀子/牛窪隆太]
ダイアローグ12[細川英雄/牛窪隆太・福村真紀子]
おわりに
編著者紹介
言語教育とは、誰が誰のために、何のためにするものなのでしょうか。
今、言語教育は形を変えようとしています。たとえば、日本語教育は、日本政府の「外国人材の受入れ・共生のための総合的対応策」(2018)に日本語教育の推進が明記されて以降、「社会」と急接近しています。
また、英語教育をはじめとする外国語教育は、「グローバル化」の旗を掲げ、大学の生き残りをかけて、戦略的にそのあり方が模索されるようになっています。
本書では「公共性」(公的なもの、開かれたもの、共通するもの)を軸として、言語教育と公共の接点を探ります。そして、「ことばの活動」として再提起することにより、未来志向(フィードフォーワード)型の議論を展開します。

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