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フォーマット 書籍
発売日 2024年10月19日
国内/輸入 国内
出版社慶應義塾大学出版会
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784766429886
ページ数 192
判型 46

構成数 : 1枚

はじめに
1.1 破綻
1.2 本書の構成
1.3 本書の利用法
1.4 謝辞

第I部 増大する脆弱性:危機の前段階

第2章 バブルと信念
2.1 ケインズ美人投票によるバブルのモデル
2.2 1980年代半ばの日本のバブル
2.3 1998~2000年のインターネット・バブル

第3章 資本流入とその(誤)配分
3.1 誤配分のモデル
3.2 ユーロ危機の種:ポルトガルの21世紀の低迷
3.3 チリの1970年代の自由化と1982年の破綻

第4章 銀行と類似機関
4.1 現代の銀行と「影の銀行」
4.2 米国のサブプライム住宅ローンと証券化
4.3 2000年代のスペイン信用ブーム

第II部 破綻:引き金と増幅装置

第5章 システミック・リスク、増幅、伝染
5.1 戦略的補完性、増幅、複数性
5.2 2000年代のアイルランド銀行部門のシステミック・リスク
5.3 1997-98年の新興市場の嵐

第6章 支払能力と流動性
6.1 負債と非流動性不足と債務超過の区別の難しさ
6.2 1931年のドイツ銀行システムの破綻
6.3 2010~12年のギリシャ国債危機とIMF

第7章 民間部門と公的部門のつながり
7.1 悪魔の(破壊的)ループ
7.2 2007~10年における欧州の銀行とソブリン債
7.3 アルゼンチンの2001~2年危機

第8章 安全への退避
8.1 安全資産
8.2 2010~12年のユーロ地域の借入コスト
8.3 2020年のパンデミック時の安全資産への逃避

第III部 政策と回復

第9章 為替政策と(均衡)回復の速さ
9.1 為替レートと回復のモデル
9.2 1994~95年のメキシコのテキーラ危機
9.3 2008年グローバル金融危機から続く長期停滞

第10章 新しい伝統的金融政策
10.1 準備の飽和と量的緩和
10.2 1998年以降の日本銀行のイノベーション
10.3 危機下のユーロ圏イールド・カーブ

第11章 財政政策と実質利子
11.1 貯蓄と投資の再考
11.2 2020年の感染症大流行中の貯蓄増加
11.3 アメリカ大恐慌の終焉

第IV部 おわりに

第12章 結論
『マクロ金融危機入門』解説 (青木浩介)

  1. 1.[書籍]

・「金融危機」についての最新の知見を第一線の研究者が解説。
・コンパクトな表現で、最新の理論と実例を紹介。

2008 年の世界金融危機以降、その原因についての研究が膨大に蓄積され、来るべき危機に備えた政策が検討された。しかし大学の経済学コースではそうした危機についての全体像を学ぶ機会が実は少ない。本書では10 の経済危機モデルと、それに該当する2つの事例を各章で平易に解説。学生・ビジネスパーソンともに役立つ1 冊。

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