英国アカデミー賞(BAFTA)を獲得したことでも知られる俳優/ミュージシャン、マット・ベリー。ソウルとウェスト・コースト・サイケにインスパイアされたアシッド・ジャズでの8枚目のアルバム『ハード・ノイジズ』、リリース。 (C)RS
JMD(2025/07/11)
英国アカデミー賞(BAFTA)を獲得したことでも知られる俳優/ミュージシャン、マット・ベリー。ソウルとウェスト・コースト・サイケにインスパイアされたアシッド・ジャズでの8枚目のアルバム『ハード・ノイジズ』、リリース。
Matt Berryが、2021年の『Blue Elephant』以来となるソロ・アルバムで帰ってきた。今回はソウルとウェスト・コースト・サイケにインスパイアされた曲のコレクションだ。生来のメロディ・センスに加え、クラシックなレコーディング・テクニックが瑞々しくコンテンポラリーにアレンジされ、これらすべてが、Mattの豊かな声とユニークな歌詞に結びついている。アルバムのオープニング・シングル「I Gotta Limit」は、Kitty Livとヴォーカルを分担したシャープで胸が高鳴るナンバーだ。その他、The ShinsのEric D Johnsonやゴールデン・グローブ賞女優のNatasha Lyonneとのコラボレーションも存在する。過去4年間、マットは、KPMとのライブラリー・ミュージック・コラボレーション『Simplicity』や、エミー賞にもノミネートされた『What We Do In The Shadows』のLaszlo役など、多くのプロジェクトで多忙であった。Acid Jazzでの8枚目のスタジオ・アルバムとなる本作で、彼は音楽への愛に立ち返る。
発売・販売元 提供資料(2024/10/08)
90年代から音楽活動を続ける英国の俳優/コメディアンで、アシッド・ジャズからはこれが8作目。ブリティッシュ・サイケやプログレッシヴなフォーク/ロックなど、60年代風味をベースにしたトリッピーなサウンドにゆるゆると浸れる一枚だ。スライ・ストーンにインスパイアされたという"I Gotta Limit"のキャッチーさはノーザン・ソウルに通じる部分も。
bounce (C)池谷瑛子
タワーレコード(vol.495(2025年2月25日発行号)掲載)