それは正に奇跡と言えるコンサートである。エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、そしてジミー・ペイジという俗に言うヤードバーズ出身の三大ギタリストが初めて一緒にプレイするコンサートであり、さらに元フリー~バッド・カンパニーのポール・ロジャースや孤高のロック・シンガー、ジョー・コッカーまでもが参加する。
元フェイセズのロニー・レーンが難病を患ったことをきっかけに行われたチャリティ・コンサートで上記のトップ・ミュージシャンに加え、ザ・ローリング・ストーンズのロン・ウッドとビル・ワイマン、チャーリー・ワッツ、元フェイセズ~ザ・フーのケニー・ジョーンズ、セッション・ミュージシャンとして定評のあるサイモン・フィリップス、レイ・クーパー、アンディ・フェアウェザー・ロウなどがサポート・メンバーとして参加し花を添えるこのコンサートは、1983年9月20日ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで一夜だけのスペシャル・コンサートとして開催される。しかし、コンサートが好評だったことからアメリカのダラス、サンフランシスコ、イングルウッド、そしてニューヨークで計9公演が実施される。この中で12月9日のニューヨーク公演は(米)PBSテレビ/ラジオのスペシャル番組として収録・放送される。
本作はこの放送時に使用された音源によるライヴ・アルバムであり、当日のセット・リストからは放送の際にエリック・クラプトンのパフォーマンスが7曲、そして参加アーティスト全員でパフォーマンスする1曲(もう1曲もフェード・イン編集)の計8曲がカットされている。とは言え、3人のトップ・ギタリストの絶頂期とも言える1980年のパフォーマンスとその共演を満喫できる、ロック・ファン必聴の貴重なライヴ・アルバムだ。
輸入盤国内仕様<日本語帯、英文ライナー・ノーツ対訳付>
エリック・クラプトン (g, vo)
ジェフ・ベック (g, vo)
ジミー・ペイジ (g)
ロニー・レーン (vo)
ロン・ウッド (g)
ジョー・コッカー (vo)
レイ・クーパー (perc)
アンディ・フェアウェザー・ロウ (vo)
ヤン・ハマー (kbds)
ジェームス・フッカー (kbds)
ケニー・ジョーンズ (ds)
サイモン・フィリップス (ds)
ポール・ロジャース (vo)
フェルナンド・サンダース (b)
クリス・ステイントン (kbds)
イアン・スチュワート (kbds)
チャーリー・ワッツ (ds)
ビル・ワイマン (b)
発売・販売元 提供資料(2024/10/01)