販売価格
販売中
お取り寄せお取り寄せの商品となります
入荷の見込みがないことが確認された場合や、ご注文後40日前後を経過しても入荷がない場合は、取り寄せ手配を終了し、この商品をキャンセルとさせていただきます。
| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2024年10月29日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | HeHe |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784908955358 |
| ページ数 | 152 |
| 判型 | A4変形 |
構成数 : 1枚
『father』や『長い間』など、父親や伯母という血縁関係にある身近な他者を被写体に、人間の分からなさを問い続けてきた写真家・金川晋吾の最新作『明るくていい部屋』をふげん社より刊行します。
本作は、2019年から現在まで、アーティストの百瀬文と斎藤玲児と自身による、女男男三人の共同生活を、118点の写真と2万5千字の文章とともに綴ったものです。
2組の男女のカップルから始まった関係性は、三人での共同生活を経て、次第に変容していきます。金川は、血縁関係でもなく、婚姻関係でもない他者との暮らしを始めたことにより、難航する物件探し、共同スペースに対する三者三様の態度、家事の役割分担などに直面し、戸惑いながら一つ一つ手探りで実践していく中で、さまざまな「生」や「性」の在り方を模索していきました。2022年からさらに森山泰地が加わることで、四者の関係はさらに変容していくことになります。
時系列に並んだ五年間の写真、そして実直に綴られた素朴な言葉は、それぞれの自由を尊重する彼らと関わりあう中で、一対一の性愛関係や、ジェンダーなどの社会から要請される型から自然と逸脱していく、金川自身の容姿や考えの変化をも記録しています。
二面採光の部屋でくつろぐ彼らの生活は、伸びやかで開かれています。性愛ベースではない、新たな「家族」像が現在進行形で構築されていくこのドキュメンタリーは、私たちが現代を生きていく上での明るい希望となるでしょう。
-
「私は「家族は大切」であり「大切なものは家族」みたいな考え方、家族と家族でないものを分断するような価値観に抵抗したい。ただその一方で、文ちゃんや玲児くんのことを「家族」と呼ぶことにしっくりと来るということも、事実としてある。家族という言葉を必ずしも毛嫌いしなくても、少しずらした使い方をすることでその内実を書き換えていくという方向もあると思う」
「私が誰かと一緒にいることを模索しようとするのは、私のなかにさみしさがあるからだ。私がここで言っているさみしさというのは、自分が何かを感じたり思ったりしたことをただ自分のなかに留めておくのではなく、誰かに受け取ってもらうことを求めずにはいられない切なる思いのことだ」(本文より)

※ショッピングカートおよび注文内容の確認画面にてフラゲのお届けになるかご確認ください。
※各種前払い決済をご利用の場合、フラゲは保証しておりません。
※フラゲは配送日時指定なしでご注文いただいた場合に限ります。
読み込み中にエラーが発生しました。
画面をリロードして、再読み込みしてください。
