書籍
書籍

循環器疾患最新の治療2024-2025

0.0

販売価格

¥
11,000
税込
還元ポイント

販売中

お取り寄せ
発送目安
2日~14日

お取り寄せの商品となります

入荷の見込みがないことが確認された場合や、ご注文後40日前後を経過しても入荷がない場合は、取り寄せ手配を終了し、この商品をキャンセルとさせていただきます。

フォーマット 書籍
発売日 2023年12月12日
国内/輸入 国内
出版社南江堂
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784524204427
ページ数 576
判型 B5

構成数 : 1枚

【書評1】
『循環器疾患最新の治療2024-2025』が発行された.本書は,巻頭12のトピックスから始まる.循環器内科のエキスパートが厳選したのであろう,新しいエビデンスに基づいた知見,知っておくべきワード,今後の展望などをつかむことができる.続いて,基本的治療方針,心不全,不整脈,冠動脈疾患など各論に続く構成となっている.どの領域も日本の第一人者の先生方が執筆しており,内容がフレッシュでありながら信頼性はガイドラインと同等であることは,読む前から疑いの余地はない.
自分の専門領域ではどのようなことが書かれているか,冠動脈のページを開いてみることにした.構成が新しい.心不全,不整脈に続いて,「冠動脈疾患」となっている.しばしばガイドラインのフローチャートが引用され,コンパクトな形で,急性期の検査や診断,対処法などがまとめられている.2年サイクルで改編されるメリットを生かし,新しいワードやテーマも果敢に盛り込んでいる.インターベンションに偏ることなく,内服薬や予防法にもページが割かれており,臨床に活かせるだけでなく読み応えもあり,循環器を学ぶ糸口として,若手医師やメディカルスタッフにはちょうどよいサイズとなっている.ほかの章も,ちょうどよいサイズでテーマ別に区切られており,読み疲れがない.内容としては,チーム医療の重要性の高まりを反映し,特に「先天性心疾患」では,いくつかの専門領域が異なる執筆者により構成されている.「不整脈」や「弁膜疾患」の内容も,日進月歩の進化をとらえてきわめて充実しているが,今後は心臓血管外科を含めた学際的な視点から編集,議論されていくことを期待したい.
専門でない領域についての知見を必要に応じてすぐに手に取れることも,こういった重厚な本のメリットである.通常,専門分野が定まってくるにつれて,ほかの領域の書籍を目にする機会は失われてきてしまう.そこで「脳血管障害」の章をみてみると,画像診断の基礎から内服薬や予防法などについて,ポイントがまとめられていた.専門外であれば頻繁に求められることはないものの,とはいえ必要な知識もある.忘れたことを見直す,久しぶりに学び直すには,これだけ押さえておけば十分で,コンサルトする前にチェックしておけば恥ずかしいこともないであろう.また,「その他の病態と循環器診療のテーマ」の章では,循環器疾患の患者さんに関わる全身の合併症など,"いまさら聞けない"ワードをアップデートすることができ,外来や慢性期の管理にも活かすことができる.さらに,学会発表や研究会前の理論武装の助けともなる「最近の注目のエビデンス」が最後に続いており,専門医も含めてさまざまな読者のニーズに応える本として完成している.本書のような質の高い日本語のレビューを読むと,好奇心が掻き立てられ,しばしば出典まで気になるものである.この点で,欲をいえば,スペースの許す範囲で参考・引用文献が増えると,気になる論文とのマッチングも増えるかもしれない.論文との出会いは一期一会である.
新しいトピックを取り込んだ最新版が出版されたときに本書は役割を終え,2年後には書店から姿を消すかもしれない.しかし,この短いサイクルでテーマを絞り込み,執筆担当を割り当て,原稿を磨き上げ,タイムリーに編集して出版されている本書には,多くの執筆の先生方,編,....

  1. 1.[書籍]

2年ごとの改訂で,年々進歩する循環器疾患における治療指針と最新の情報を簡潔に提供.巻頭トピックスでは,「心不全、腎不全患者における鉄欠乏:意義と治療」,「ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬の臓器保護効果:機序と使い方」,「高齢患者の減薬(deprescribing): その理論と実践」,「Point of care ultrasound (POCUS)の活用」など、話題の12テーマを取り上げる.巻末付録には,日々の臨床に役立つ「循環器疾患の薬剤一覧表」を収載.循環器疾患診療に携わる医師,研修医にとって,最新の治療の知識をアップデートするのに欠かせない一冊.

【序文】
超高齢社会になり,心血管疾患をもつ患者が増加しています.特に高齢者に多く発症する心不全や心房細動は,内科医であれば誰でも診療すべきcommon diseaseに位置付けられるようになりました.でも内科医あるいは総合診療医がこれらの疾患をどのように診療したらよいのでしょうか?
当然,ガイドラインは参考になります.循環器学はガイドラインが最も整備された領域であり,ガイドラインに準拠した診療が推奨されています.ただし,問題もあります.疾患ごとにガイドラインが作成されるため,その数は膨大なものです.さらに,毎年多くの新しいエビデンスが出てくることでガイドラインが改訂されます.多忙な臨床の中でこれらをすべてフォローすることは困難です.また,ガイドラインには診断や治療の推奨グレードは書いてあるものの,目の前の患者に対する具体的アプローチは記載されていません.そこで,疾患ベースに最新のガイドラインを踏まえつつ,エキスパートの経験を加えて診療に役立つ治療方針をまとめたのがこのテキストです.具体的な処方例も先生方の診療の参考になるでしょう.
循環器学の最前線を巻頭トピックスで取り上げています.これらはガイドラインの先を行くbeyond guidelinesと言えるものです.主なものを挙げると,
・心不全患者の再入院予防のカギ:うっ血のコントロール
・心不全,腎不全患者における鉄欠乏:意義と治療
・心血管イベント抑制と低用量コルヒチン
・先天性心疾患患者の移行医療
・高齢患者の減薬(deprescribing):その理論と実践
などです.特に,超高齢患者においてはガイドラインに準拠した足し算の医療によるポリファーマシーの問題が指摘されています.薬剤による副作用を軽減しつつ,QOLを向上させるための減薬法が求められています.本書がこれらトピックスに記載されたコンセプトを開始するきっかけになれば幸いです.
このテキストが読者の方々の日々の診療に役立つことができれば執筆者,編集者一同の大きな喜びです.

2023年11月
編集者

作品の情報

メイン
著者: 伊藤浩
編集: 山下武志

メンバーズレビュー

レビューを書いてみませんか?

読み込み中にエラーが発生しました。

画面をリロードして、再読み込みしてください。