ヴィンス・ガラルディ、バカラックからの影響を反映させた極上のクリスマス・アルバム!!
ベン・フォールズ・ファイヴとしては勿論、ソロ・アーティストとしても多くの名曲、名盤を生み出してきたピアノ・シンガーソングライター、ベン・フォールズのニューアルバムは待望のクリスマス・アルバム!
オリジナル曲と再解釈されたクラシック・ナンバーを中心に構成されたアルバムで、クリスマスというフィルターを通して、思い出、喪失、そして憧れをテーマに私たちが人生の節目をどう祝うか?を探求。ユーモアと陽気さ、遊び心のある楽曲の中にも12月の夜の終わりを思い起こさせる物悲しさが織り交ぜられています。ベン・フォールズのこれまでのキャリアを振り返るようなスキルをみせつつ、ヴィンス・ガラルディの名盤『スヌーピーのメリー・クリスマス』や、バート・バカラックの名曲からの影響も垣間見えます。クリスマスの新たな定番に仲間入りすること間違いなしのニューアルバム、スルー厳禁でお願いします!
発売・販売元 提供資料(2024/10/02)
ピアノ弾き語りメインの上質なクリスマス作品というのは聴き心地だけ。その中身は、毎年変わりなく訪れる行事を自分自身の変化を顧みる節目と位置付け、楽しいだけではない寂しさやメランコリーも表現した一枚だ。つまりは毎度の最高なベン・フォールズ節が楽しめるわけで、失った愛を反芻する"Sleepwalking Through Christmas"を筆頭に、孤独な冬の散歩道で聴きたい楽曲が揃っている。思わせぶりに挿入されるバカラック"The Bell That Couldn't Jingle"などのカヴァーやインストも効果的だ。
bounce (C)轟ひろみ
タワーレコード(vol.492(2024年11月25日発行号)掲載)