自らの歌声を自由に操りながら物語を紡いでいく個性派シンガー・ソングライター、レジーナ・スペクター。
彼女が当時ライヴ会場限定CD-Rとして販売していた2002年発表の自主制作アルバム第二弾作品『SONGS』が、名手ボブ・ラドウィックの手によるマスタリングが施された初の公式作品となって登場する!
20年以上の時を超えて遂に世界中のファンの手元に届けられるこの作品で自由な音楽性を羽ばたかせる彼女の歌声&音楽は、当時以上のまばゆい輝きを放ちながら、時を越えて聴くものすべてを魅了していく…。
「22年もの長い間、DIY的でスクラップのような生活を送ってきたこの小さな楽曲たちが、こうして今生まれ変わることになるなんて、とても信じられない。昔はこの作品を何枚かCD-Rに焼いて、バックパックに詰め込み、誰かがこのCD-Rを買ってくれることを願いながらダウンタウンに出かけていた。ボブ・ラドウィッグによって美しくマスタリングされたこのアルバムが、こうしてストリーミングやアナログ盤、CDとなって皆の手に届けられるようになった今、私の音楽をずっと聴いてくれていた人たちに、新しい形で楽しんでもらえることを願っているわ」 ─ レジーナ・スペクター
旧ソ連に生まれ、現在はニューヨークを拠点に活躍するシンガー・ソングライター、レジーナ・スペクター。クラシックをバックグラウンドに持った音楽スタイルと、物語性豊かな詩世界、そしてフィオナ・アップルやトーリ・エイモスなどと比較される美声の持ち主である彼女は、その自らの歌声を自由自在に操りながら物語を紡いでいくスタイルで世界中のファンを魅了する個性あふれるシンガー・ソングライターだ。(1/2)
発売・販売元 提供資料(2024/10/18)
1990年代末からニューヨークのイースト・ヴィレッジを中心としたアンチ・フォーク・シーンで注目を集めていた彼女は、2000年代初めに自主制作でCDを発表、主に自身のライヴ会場で販売していたのだが、2003年から2004年にかけてストロークスの全米ツアーやキングス・オブ・レオンのヨーロッパ・ツアーでオープニング・アクトに抜擢されるなど注目を集め、2004年に当時のワーナー・ブラザーズ・レコードと契約。以降、アルバム『FAR』(2009年)や『WHAT WE SAW FROM THE CHEAP SEATS』(2012年)で全米チャート3位を記録、グラミー賞ノミネート歴を誇り、ホワイトハウスやブロードウェイでの公演を行う、今や「ニューヨークの代名詞」とも言えるほどの存在感を持つアーティストだ。ロシア系ユダヤ/アメリカ人である彼女は、ブロンクスのウォーク・オブ・フェイムにその名を刻み、ビル・デブラシオ市長によって6月11日をレジーナ・スぺクターの日として認定すると宣言されるほど、大きな賞賛を受けている。
昨年、彼女が2001年7月に自主制作アルバムとして発表した『11:11』という作品が、CDとアナログ盤で正式に世界に向けて改めてリリースされたのだが、その自主制作アルバム第二弾ともいうべき、彼女が2002年に発表した作品『SONGS』が、同様に改めて正式に世界に届けられることとなった。CD-Rに焼いて当時のライヴ会場で販売していたこの彼女の原点ともいうべき作品が、名手ボブ・ラドウィッグによるマスタリングによって新たな輝きをまとい、今全世界のファンに届けられることとなるのだ。
2002年、レジーナ・スペクターは、自分でもどれほどの曲を書き上げたかわからなくなるほど、自らから出てくる音を曲として書き上げていることに気付いたという。彼女の友人であるジョー・メンデルソンは、彼女が書いた曲を忘れないように、アーカイヴしていく作業を手伝っていたのだが、しばらくした後二人は彼女が書き上げた数多くの楽曲の中から12曲を選び、ワンテイクでレコーディングを行い、1つの作品としてアルバムにまとめあげていく。このコレクションは『SONGS』と名付けられ、CD-Rに焼いて自身のライヴ会場限定作品として販売されていたのだが、今回、この特別なプロジェクトのために、すでに引退していた名エンジニア、ボブ・ラドウィッグがこの作品に新たにマスタリングを施し、初の世界リリース作品となってここに届けられることとなったのだ。
レジーナ・スペクターのファンから非常に高い人気を誇る楽曲「Samson」のオリジナル・ヴァージョンをはじめ、今作には「Ne Me Quette Pas」のオリジナル・ヴァージョンも収録されている。この楽曲たちはその後再びレコーディングが行われ、『BEGIN TO HOPE』(2006年作品)や『WHAT WE SAW FROM THE CHEAP SEATS』(2012年作品)といったアルバムに収録されることとなった。(2/2)
発売・販売元 提供資料(2024/10/18)