フォーマット |
SACDハイブリッド |
---|---|
構成数 |
2 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2024年10月30日 |
---|---|
規格品番 |
PROC-2415 |
レーベル |
|
SKU |
4988031666333 |
※限定盤。SA-CDハイブリッド盤。世界初SA-CD化(3-10)。ステレオ録音
※2024年最新マスタリング音源使用(英Classic Soundにて、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープからダイレクトにDSD変換とマスタリングを行い、SA-CD層用のDSDマスターを制作。CD層用にはこのDSDマスターから44.1kHz/16bitにPCM変換を行いCDマスターを制作。アナログ・マスターテープはその経年劣化と保存状態に応じて、可能な範囲で入念な修復作業を行った後に変換作業を実施)
※オリジナル・ジャケット・デザインを使用(ブックレット他に他のジャケットも一部掲載)
※スリムケース仕様
※盤印刷面:緑色仕様
※一部オリジナル・アナログ・マスターテープに起因するノイズ等があります。ご了承ください
※解説:板倉 重雄(新規序文解説)他、解説書合計16ページ
ベーム&VPOとの超名盤ブラームスに加え、2曲の協奏曲とピアノ作品集を2枚組に集成。今回の発売のために本国のオリジナル・アナログ・マスターテープより最新復刻!DISC2は世界初SA-CD化!
バックハウスとベームによる1967年収録の超名盤、ブラームスのピアノ協奏曲第2番と中心に、同じくベーム&ウィーン・フィルとの共演である1955年のステレオ録音であるモーツァルトのピアノ協奏曲第27番と、DISC2にはヴァントとウィーン・フィル唯一のセッション録音である1960年収録のシューマンのピアノ協奏曲という、バックハウスがデッカに残したベートーヴェン以外の全ステレオ収録によるピアノ協奏曲に加え、DISC2の余白にはブラームスの《6つのピアノ小品》Op.118を含むブラームスのピアノ作品のオリジナル・アルバム全曲を加え、2枚組に集成しました。DISC1は以前市販でSA-CDとしてリリースされていますが、DISC2は初のSA-CD化となる音源です。
ヴィルヘルム・バックハウス(1884~1969)がベーム&ウィーン・フィルと録音したブラームス(1833~1897)のピアノ協奏曲第2番は極めつけの名盤として知られています。この名盤が生まれた背景の一つに、バックハウスが少年時代にブラームスの演奏を直接聴いていたことが挙げられます。1895年、11歳のバックハウスは、リストの弟子であるオイゲン・ダルベール(1864~1932)のピアノ、ブラームスの指揮、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の演奏でブラームスのピアノ協奏曲2曲を聴いています。このとき、バックハウスはブラームスと面会し、ブラームスは彼にチョコレートを贈り、ピアノ協奏曲第2番の終楽章の一節をバックハウス家のサイン帳に記しています。その後、バックハウスは1900年にプロのピアニストとしてデビュー。19歳のとき、大指揮者のハンス・リヒター(1843~1916)とブラームスのピアノ協奏曲第2番を共演しました。リヒターは1881年12月26日、ブラームスをソリストに同曲のウィーン初演をウィーン・フィルとともに行った指揮者でした。つまりバックハウスはブラームス時代の音や演奏を知っていた訳で、その伝統を受け継いだ演奏が1967年に美しいステレオ録音で録られた意義は計り知れないものがあります。また、ウィーン・フィルも上記したようにピアニスト・ブラームスと共演してこの作品を演奏、ハンス・リヒター指揮でブラームスの交響曲第2番、第3番、悲劇的序曲を世界初演したほか、「ブラームスの作曲した時代の響き」(ゲアハルト・ヘッツェル)をとどめていることを誇りとするオーケストラです。あらためて、永久不滅の価値をもつ名盤と言えるでしょう。
バックハウスのレパートリーの中心はベートーヴェン、次いでブラームスでしたが、モーツァルトでも、さり気ない、端然とした造形の中で、リズムとタッチの魅惑と深い内容を宿した名演をいくつか残しています。ここに収められたピアノ協奏曲第27番はモーツァルトの生誕200年に合わせて、その前年の1955年にステレオで収録されました。バックハウスの内面に深く沈潜した演奏は、モーツァルト最晩年の第27番の清浄な音楽世界にぴったりで、音楽評論家、リスナー双方からブラームスの第2番と同様の高い評価を受けてきたのはご承知の通りです。
(1/2)
今回の復刻では本国オリジナルのアナログ・マスターテープに遡り、新規で高音質のデジタル化を行いました。今回に限らず最上位のフラットマスターを使用したため、非常に優秀なプレゼンスを得ることができています。質感や各定位が驚くほど明瞭・明確になり、DSD化の恩恵も加わったこれまでにない優秀な音質を再現。制作するにあたり、英国のClassic Sound社でかつてのDECCAのエンジニアの手によって、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープの物理的なメンテナンスと修復を行った上でダイレクトにDSD変換を行い、このシリーズ用に綿密な工程で時間をかけてマスタリング作業を行いました。SA-CD層では、高精細なマスターサウンドをお楽しみいただけます。CD層も最新のデジタル化とマスタリングを施していますので、従来盤の音質とは一線を画しています。今回のリリースでは新規の序文解説を掲載しました。また、解説書内には他のオリジナル・ジャケット・デザインもカラーで入っています。今回の「ヴィンテージSA-CDコレクション」第36弾は、計3タイトルを発売いたします。
(2/2)
構成数 | 2枚
エディション | Remaster
<DISC1>
1. ヨハネス・ブラームス:ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 作品83
2. ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:ピアノ協奏曲 第27番 変ロ長調 K.595
<DISC2>
3. ロベルト・シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 作品54
4. ヨハネス・ブラームス:6つの小品 作品118
5. ヨハネス・ブラームス:奇想曲 ロ短調 作品76の2
6. ヨハネス・ブラームス:間奏曲 変ホ長調 作品117の1
7. ヨハネス・ブラームス:ラプソディー ロ短調 作品79の1
8. ヨハネス・ブラームス:間奏曲 ホ長調 作品116の6
9. ヨハネス・ブラームス:間奏曲 ホ短調 作品119の2
10. ヨハネス・ブラームス:間奏曲 ハ長調 作品119の3
【演奏】
ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (1-3)
カール・ベーム (指揮)(1,2)、 ギュンター・ヴァント (指揮)(3)
【録音】
1955年5月(2)、1960年1月(3)、1967年4月(1) ウィーン
1956年11月(4-10) ジュネーヴ
【Original Recordings】
Producers: Ray Minshull (1), Victor Olof, Peter Andry (2), Erik Smith (3), James Walker (4-10)
Balance Engineers: Michael Mailes (1), James Brown (2,3), Gil Went (4-10)
【原盤】
Decca
【Remaster】
DSD Remastered by Classic Sound, 9/2024
英Classic Soundにて、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープからダイレクトにDSD変換とマスタリングを行い、SA-CD層用のDSDマスターを制作。CD層用にはこのDSDマスターから44.1kHz/16bitにPCM変換を行いCDマスターを制作
【First LP Release】
SXL6322 (1) , SXL2214 (2), SXL2222 (3), SWL8022 (4-10)
-
1.[SACDハイブリッド]
-
2.[SACDハイブリッド]
驚いたのがブラームスのピアノ協奏曲第2番。
今まで持っているCD、SACD、LPを含めてダントツに音の実在感があり、素晴らしい!
第1楽章冒頭のホルン、そして何より第3楽章での独奏チェロが感動的に響き、楽章後半では不覚にも涙が出てきました。
第4楽章、フォルテシモでの音の潰れ(歪み?)もずいぶん改善されていて聴き易くなっているのもポイント。
他の作品も確実に音質が向上しているので、SACDを聴ける環境の方は是非聴いてみて下さい。
お早めのご注文で発売日前日にお届けいたします
山口県・四国・九州・沖縄県
フラゲ注文受付期間は地域によって異なります。
お住まいの地域をご確認ください。
発売日前日
にお届けします発売日当日
にお届けしますフラゲ注文受付期間は地域によって異なります。
お住まいの地域をご確認ください。