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【OD】日本の「文学」を考える

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フォーマット 書籍
発売日 2010年03月25日
国内/輸入 国内
出版社KADOKAWA
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784046221049
ページ数 292
判型 46

構成数 : 1枚

1 はじめに

2 「文学」の現在
1 「純文学」対ポップ・カルチュア/2 「私小説」に日本文化の特徴が読めるか?/3 「大衆文学」への国際的注目/4 問題はどこにあるのか?

3 発明された「伝統」
5 「純文学変質論争」とは?/6 「私小説」伝統の発明/7 「純文学」対「大衆文学」の図式 /8 「純文学」伝統の発明/9 大衆社会という問題/10 戦後大衆論の転換

4 「文学」の移入
11 「文学」は西欧一九世紀の概念/12 貴族の文芸、庶民の文芸/13 『万葉集』や『源氏物語』が「文学」になった/14 「文学」とナショナリズム/15 「文学」は定着したけれど……

5 「文学史」と「国語」の思想
16 「日本文学史」の起源/17 近代化と伝統/18 「国語」の思想、「文体」の思想/19 ふたたび、「文学」について/20 明治のナショナリズム

6 「文壇」の成立
21 明治の「文壇」とその外/22 結社の時代/23 「文壇」の成立/24 「家」の神話/25 なぜ、客観的リアリズムは放棄されたか

7 「私小説」と「心境小説」
26 告白の構造/27 生命主義の渦/28 「文士」気質について/29 「私小説」から「心境小説」へ/30 「文士」の行方

8 大衆文学の誕生
31 「大衆文学」の成立/32 時代小説の系譜 /33 隆盛の背景/34 探偵小説の誕生 /35 大衆文学の魅力

9 大衆文学と大衆文化
36 大衆文学の定義/37 大衆文化と大衆文学/38 二〇世紀の「大衆」/39 大正期の「大衆の原像」/40 都市大衆社会の形成

10 交錯する概念
41 「文壇」の解体、小説の変容/42 ジャンル・ミックスの展開/43 昭和七年の「純文学」/44 すでに「中間小説」時代だった?/45 横光利一『純粋小説論』の意味

11 迷妄を破る
46 小林秀雄『私小説論』の問題/47 迷妄の構図/48 「中間小説」という落とし穴/49 「プロレタリア文学」はなぜ破滅したか? /50 昭和十年前後の文学革命 /51 「私小説」伝統をどう論じるべきか?

12 今日の「文学」
52 今日の「文学」/53 文学史を書き直す
あとがき

  1. 1.[書籍]

「文学」「純文学」「大衆文学」「私小説」など日本文学のキイ・コンセプトを文壇・ジャーナリズムの変容とともに徹底的に検証し、歴史的変遷を洗い直す。新たな文学史の創造に向けて、基本的な方向を提示する。

〈目次〉
1 はじめに

2 「文学」の現在
1 「純文学」対ポップ・カルチュア/2 「私小説」に日本文化の特徴が読めるか?/3 「大衆文学」への国際的注目/4 問題はどこにあるのか?

3 発明された「伝統」
5 「純文学変質論争」とは?/6 「私小説」伝統の発明/7 「純文学」対「大衆文学」の図式 /8 「純文学」伝統の発明/9 大衆社会という問題/10 戦後大衆論の転換

4 「文学」の移入
11 「文学」は西欧一九世紀の概念/12 貴族の文芸、庶民の文芸/13 『万葉集』や『源氏物語』が「文学」になった/14 「文学」とナショナリズム/15 「文学」は定着したけれど……

5 「文学史」と「国語」の思想
16 「日本文学史」の起源/17 近代化と伝統/18 「国語」の思想、「文体」の思想/19 ふたたび、「文学」について/20 明治のナショナリズム

6 「文壇」の成立
21 明治の「文壇」とその外/22 結社の時代/23 「文壇」の成立/24 「家」の神話/25 なぜ、客観的リアリズムは放棄されたか

7 「私小説」と「心境小説」
26 告白の構造/27 生命主義の渦/28 「文士」気質について/29 「私小説」から「心境小説」へ/30 「文士」の行方

8 大衆文学の誕生
31 「大衆文学」の成立/32 時代小説の系譜 /33 隆盛の背景/34 探偵小説の誕生 /35 大衆文学の魅力

9 大衆文学と大衆文化
36 大衆文学の定義/37 大衆文化と大衆文学/38 二〇世紀の「大衆」/39 大正期の「大衆の原像」/40 都市大衆社会の形成

10 交錯する概念
41 「文壇」の解体、小説の変容/42 ジャンル・ミックスの展開/43 昭和七年の「純文学」/44 すでに「中間小説」時代だった?/45 横光利一『純粋小説論』の意味

11 迷妄を破る
46 小林秀雄『私小説論』の問題/47 迷妄の構図/48 「中間小説」という落とし穴/49 「プロレタリア文学」はなぜ破滅したか? /50 昭和十年前後の文学革命 /51 「私小説」伝統をどう論じるべきか?

12 今日の「文学」
52 今日の「文学」/53 文学史を書き直す
あとがき

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著者: 鈴木貞美

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